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エアロスミス ツアー活動から引退 スティーヴン・タイラーの声について「完全な回復は不可能」

2024年8月3日 18:37
エアロスミス ツアー活動から引退 スティーヴン・タイラーの声について「完全な回復は不可能」
エアロスミス(Photo by Zack Whitford)
アメリカの5人組ロックバンド・エアロスミスが、ツアー活動を引退することを発表しました。

エアロスミスは去年、スティーヴン・タイラーさん(76)が、声帯の損傷に加え、喉頭を骨折しており、継続的な治療が必要と診断されたことを受け、予定されていたツアーの延期を発表していました。

延期された公演は、9月20日からスタートする予定でしたが、エアロスミスは公式Xで「ご存じの通り、スティーヴンの声は“唯一無二の楽器”です。彼は、声をけがの前の状態に回復させるために数か月間努力し続けました。最高の医療チームがそばにいるにもかかわらず、もがき苦しんでいました。そして、残念ながら完全な回復は不可能であることがわかりました。私たちはバンドとして、ツアーからの引退という、悲しくも難しい、しかし必要な決断を下しました」と発表しました。

さらにファンへ向けて「地球上で最高のファンであるみなさんに、最後の感謝を。私たちの音楽を今もこれからも大音量で楽しんでください。みなさんが私たちの夢をかなえてくれました」とコメントしました。

エアロスミスは、約50年間にわたり数々のヒット曲の数々を世に送り出し、グラミー賞を4度受賞した人気ロックバンド。アルバムの全世界トータル・セールスは、1億5000万枚以上を記録し(レコード会社発表)、“生きるロックの伝説”と呼ばれ、去年デビュー50周年を迎えました。