ムロツヨシ「ご本人の前で言うのは初めてですけど」 役者人生に大きく関わっている人を明かす
イベントが始まると、マイクを使わずに「ムロツヨシです!」と挨拶をしたムロさん。本作の河合勇人監督が、“撮影で一番大変だったシーン”について「(ムロさんの)川のシーンが一番大変だったという思い出があります」とコメントすると、ムロさんは「本当に寒い日でしたからね。2回ぐらいで済むかなと思ったら4回ちょっとぐらい…。流されているときはまだいいんですよね。どんどん急にまひしていくから、体が慣れていくんですけど。(川から)あがって、またスタート地点まで戻る間に、一回心が折れ、命が途絶えそうになる」と過酷だった撮影を振り返りました。
さらに、「みんな温めてくるんだけど、温めると今度また川の中で耐えられない時間がやって来るから。まひした状態で行きたいけど、まひしたままだと本当にかじかんじゃって歩けないから、メイキングとかだと、みっともないおじさんになってるんだけど」と思い出を語りました。
また、ムロさんは映画のタイトルにちなみ“身代わりになってみたい人”を聞かれると「実はご本人の前で言うのは初めてですけども、やっぱり私が今、ここで役者をやってるというところに人生に大きく関わらせていただいている柄本さんのやった役をやってみたいなと思います」と共演している柄本さんの名前を挙げながら、「本当に初めてご本人の前で言ってるので。わたくし(もうすぐ)48歳、20歳のときにちょっとだけ柄本さんの人生に1日の数時間が関わってるぐらいで…」と明かしました。
その言葉に、柄本さんが「何も覚えてないんだよ…」と答えると、ムロさんは「それは大丈夫です。それくらい人生が変わったものでして」と、柄本さんの目を見ることが出来ず、体を背けながら明かしていました。