高橋さんは競技生活を送りながら慶應義塾大学を卒業し、フランス語に英語、韓国語など7か国語が話せる文武両道のアスリートとしても知られています。そんな高橋さんの夢が“アスリート初のクイズ王”になること。1日約11時間も猛勉強して挑んだ前回はまさかの1問目で敗退してしまいました。放送後、街を歩いていると「 “1問目（敗退）の人だ”」と声をかけられることもあったといいます。

そのときの心境について「人生最悪の日」と振り返る高橋さんは、冷静な判断ができず、メンタル的にパニックになってしまったこと告白。そこで3度目の挑戦となる今回は、自宅に番組と同じような解答台のセットを作り、放送を見ながらシミュレーション。勉強だけでなく緊張しないようにメンタル面の強化も対策してきたといいます。

クイズでは対策してきた努力が実を結び10問連続で正解を重ねていった高橋さん。念願だった賞金300万円をかけた最終問題に到達しました。社会から出題された問題は『国と首都の正しい組み合わせをすべて選べ。A：トルコ…イスタンブール、B：ベトナム…ホーチミン、C：スイス…ベルン、D：ノルウェー…オスロ、E：ニュージーランド…ウェリントン、F：アラブ首長国連邦…ドバイ』というもの。

すると高橋さんは「トルコの首都は“イスタンブール”じゃなくて“アンカラ”です」と自信をもって“×”と解答。実は対策のひとつとして国旗をすべて覚えてきたそうで、その際に使用したカードの裏には首都が書いてあり、なんとなく頭に入っているといいます。

そして、悩んだ末、『A：×、B：×、C：○、D：○、E：○、F：×』と解答。結果はすべて正解で賞金300万円を獲得しました。

念願だった全問正解を成し遂げた高橋さんは大きな雄たけびを上げながら涙を流して喜びを表現。「もう言葉にならない。すごい大変だった」と振り返り、「本当に幸せです。努力は諦めなければ報われます。諦めないでみんな頑張ろう」と笑顔で答え、チャレンジを終えました。