氷川きよし新曲熱唱…思い出の地で振替公演
歌手の氷川きよしさんが8日、東京・中野サンプラザホールで「氷川きよしスペシャルコンサートツアー 2020−2021〜Never give up〜」を開催しました。
同所での公演は当初2月1、2日に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期に。この日と翌6月9日の両日が振り替え公演で、客席を通常の半分に制限するなどコロナ対策を徹底したうえでの開催となります。
氷川さんは「この中野サンプラザは、2001年7月に初めての単独コンサートを開いた思い出の場所です。皆さんのお陰でまたこのステージに立たせていただくことができました。今日はこのコンサートでひととき、現実から少し離れていただき、夢の世界、浪漫の世界を楽しんでください」と、あいさつ。
ヒットシングル『星空の秋子』『母』『櫻』のほか、新曲『南風』や、この日発売のニュー・アルバム『南風吹けば』から楽曲『星空のメモリーズ』など全24曲を熱唱しました。
氷川さんは新曲を「コロナ禍の中で少しでも皆さんに明るい気持ちになっていただきたいという自分の一途な思いが形になって出来上がりました。『南風』のように温かくて背中を押すような作品を歌いたいなと思って、恩師の水森英夫先生(作曲家)と、かず翼先生(作詞家)が心を込めて作ってくださいました」と紹介。
また、ニュー・アルバについても「アルバムを出させていただくのは歌手としてすごく励みになります。1年半ぶりの演歌・歌謡曲主体のアルバムで、全部で12曲入っていますが、このアルバムを聴くといろんな気持ちになれますし、歌詞カードを見ながら皆さんがその歌の主人公と同じ気持ちになって聴いていただくと、ワクワクして、楽しいと思います。すべてが癒やしの曲になっていますので、ぜひお聴きください」と話しました。