作曲家の菊池俊輔さん死去 89歳
『ドラえもんのうた』や『吉宗評判記暴れん坊将軍』などで知られる作曲家・菊池俊輔さんが28日、亡くなっていたことが分かりました。89歳でした。
菊池さんは、病気療養中、都内の療養施設にて4月24日午前9時16分に誤嚥性肺炎のため息を引き取りました。葬儀は、すでに親族のみで執り行われたということです。
【菊池俊輔さんのプロフィル】
青森県弘前市出身。1961年、映画『八人目の敵』で作曲家デビュー。その後、東映を中心に、松竹、大映などで数多くの映画音楽を手がけてきた菊池さん。
テレビドラマでは『キイハンター』から『Gメン’75』さらに『赤い疑惑』をはじめとする“赤い”シリーズ、『スチュワーデス物語』『スクール☆ウォーズ』などの大映テレビ作品で手腕を発揮し、『暴れん坊将軍』『若大将天下ご免!』『長七郎江戸日記』といった時代劇など、数多くのジャンルで活躍してきました。
アニメーションでは、『タイガーマスク』『バビル2世』『ドカベン』、1971年の『仮面ライダー』に始まるそのシリーズなど、子供向けドラマの主題歌、挿入歌、BGMを担当。手がけた作品は、ヒットし長寿となるものが数多くありました。
2015年には、長年の功績が認められ、第57回日本レコード大賞で『功労賞』を受賞しています。