宮﨑駿の最新作 主人公の声優・山時聡真 18歳 友人から「主演の声は誰がやるんだろうね」 言葉にドキッ
宮﨑駿監督10年ぶりとなる最新作『君たちはどう生きるか』。観客動員数500万人を突破(8月29日現在)する話題作で、山時さんはオーディションにより主人公の少年・眞人の声に抜てきされました。
山時さんは、2019年放送の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』や2020年放送の朝の連続テレビ小説『エール』など多くの話題作に出演。現在はドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』に生徒役で出演しています。
――主人公の声優に選ばれた時の心境は?
どんな気持ちっていうより、体が硬直しちゃうというか、すぐには受け入れられなかったですね。ビックリというのもありますし、大きな責任を負ったような気がして、不安と驚きがぐちゃぐちゃになってました。
――主人公・眞人ってどんなキャラクター?
最初はやっぱ無愛想というか、少年だけど大人というかそういうキャラクターなんですけど、途中で今まで笑わなかった眞人が笑ったりとか変化がたくさんあるので、下の世界に行った時にいろんな方に出会うじゃないですか、出会ってからの成長というか、そういうのは意識して演じました。
■周りに言えない…“思わぬ反響”
この作品は、あらすじをはじめ物語の内容が明らかになるような宣伝はされていません。公開日を迎えるまで声優のキャスト情報なども公開されなかったため、山時さんは困った出来事があったそうです。
――宣伝されない映画でしたが、周りに言えないことで何か困ったことはありましたか?
高校の友達と遊びに行った時に、ジブリの話になって、作品を撮り終わった後だったんですけど「何か新作のジブリがあるらしいね」って話になって、「主演の声は誰がやるんだろうね」という話になったんですよ。僕がビックリしちゃって「どうなんだろうね」とか言ってごまかすのが大変で、あの瞬間は今までで一番緊張したし、ドキっとした瞬間だったなって思います。
(公開日の)夜の8時に僕は解禁になったんですよ。8時になった瞬間に(友達に)電話して、最初声が返ってこなくて、「聞こえてる?」って言ったんですけど、驚きで声が出なかったらしくて、反響というかそういう反応を見るのも楽しかったなって、うれしい気持ちでいっぱいですね。
僕が出るって知る前に見てくれた子もたくさんいて「エンドロールでビックリしたよ」っていうのは聞きました。しかも人数が多いというか、LINEのメッセージも今までとはレベルが違うぐらい来てたので、そこでもこの作品のすごさというか改めて身にしみてわかりました。
――登場人物の中で一番好きなキャラクターは?
あいみょんさんが演じる「ヒミ」です。(主人公が)結構「ヒミ」のために色々行動したりしているので、僕は一番眞人が好きなんですけど、その眞人が好きな「ヒミ」も好きだなって思っているので、「ヒミ」のために行動してたっていうか、「ヒミ」を助けよう「ヒミ」のことを考えている時間が多かったなって思ます
「ワラワラ」の人形欲しくないですか? 本当に欲しくて、しかも大きいのじゃなくて10体ぐらい欲しいんですよね。10体って言っていいのかな? 10匹ぐらいをベッドに置きたいなって気持ちはありますね。