ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』 公開4日間の興行収入が『千と千尋の神隠し』超え
映画『君たちはどう生きるか』は14日に公開され、17日までの4日間で観客動員数が135万人、興行収入が21.4億円を突破。この記録は、2001年に公開された『千と千尋の神隠し』の初動4日間の興行収入を超える記録となりました。また、2013年7月20日に公開された前作『風立ちぬ』との興行収入対比では、150%を超える記録となっています。
本作は、宮﨑監督にとって12本目の劇場用長編映画であり、前作『風立ちぬ』以来10年ぶりの新作となります。公開前から期待の声があがっていましたが、スタジオジブリの「まっさらな状態で映画を観て欲しい」という思いから、映画の内容に関する情報はほとんど明かされず、宣伝なども行われない異例の状況で公開を迎えていました。
■初日に見た観客「トトロに似ているシーンあった」過去作品を連想
ベールに包まれた今作について、公開初日に映画を見た観客に感想を聞いてみると、「いつものジブリらしくないシーンというのは結構散らばっていて、それも新鮮でよかったです」(観客30代)という声や、「ポスターから連想していたものとはやっぱりちょっと違った内容で映画の冒頭と終わった後ではだいぶ印象も変わるんじゃないかな」(観客20代)といった声があがりました。
さらに、他の観客からは「ちょっとトトロに似てるなっていうところもあったりとか、『千と千尋の神隠し』に出てきそうな表現だとか。ファンの方なら絶対に見た方がいいと思います。感動するシーンがたくさんあると思う」(観客30代)と、過去のジブリ作品を連想したと話す人もいました。