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米津玄師、宮﨑駿監督の最新作で主題歌を担当 「宮﨑さんから受けとったものをお返しする為の曲」【コメント全文】

2023年7月14日 12:40
米津玄師、宮﨑駿監督の最新作で主題歌を担当 「宮﨑さんから受けとったものをお返しする為の曲」【コメント全文】
映画『君たちはどう生きるか』主題歌を書き下ろした米津玄師さん
米津玄師さんが、14日に公開された宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の主題歌として、楽曲『地球儀』を書き下ろしたことを発表しました。

米津さんは、かねてより宮﨑監督のことを敬愛し、作家としても道しるべのような存在として大きな影響を受けていることを公言してきたそうで、小学生の時に『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』を映画館で見た衝撃や、漫画版『風の谷のナウシカ』を創作の指針としていて、宮﨑監督から影響を受けてきたといいます。

ツイッターでは、「#米津玄師」「#地球儀」と入力すると、末尾にスタジオジブリが発表した鳥のようなキャラクターが付くことが話題となっていました。

【米津玄師さんのコメント全文】

「君たちはどう生きるか」の主題歌として「地球儀」という曲を作らせてもらいました。

お話を頂いたのはもう4年ほど前のことです。一番最初は驚愕すると同時に「何故自分なのか」と困惑しました。曰く、宮﨑さんがFoorinのパプリカをラジオで耳にしたのをきっかけにわたしに白羽の矢が立ったようです。5冊分にもなる重たい絵コンテを頂き、宮﨑さんから説明を受け、恐る恐る作曲に取り掛かりました。今や遥か遠い昔の出来事のように感じています。

この4年間のあいだ、幾度か小金井のスタジオへと足を運び、宮﨑さんや鈴木さんとお話をさせて頂いたのですが、その殆どが不思議なくらい気持ちよく晴れた日でした。近所にいる園児の声を聞きながら、黒々と落ちた木陰の中を歩いたのをおぼえています。常日ごろ狭い部屋で独り過去の記憶を辿りながら作曲をしている身からすると、それは豊かと呼ぶ他ない体験でした。

小さな子供の頃から宮﨑さんの映画を見て育ちました。いつしかわたしは大人になり、音楽を作る人間になりました。その音楽を沢山の人に受け取ってもらえるようにもなりました。まだ至らぬ部分も数え切れないほどありますが、至らなさも含めて確かにここまで生きてきたのだと思えます。

「地球儀」は「君たちはどう生きるか」の為の曲であり、わたしが今まで宮﨑さんから受けとったものをお返しする為の曲でもあります。今まで映画を作り続けてくれてありがとうございました。そしてこれからもずっと作り続けてください。

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