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中村獅童、初音ミクは「気遣いができる方」

2021年7月18日 16:29
中村獅童、初音ミクは「気遣いができる方」

歌舞伎俳優の中村獅童さんが17日、大阪市内で行われた『九月南座超歌舞伎』(京都・南座、9月3日〜26日)の製作発表に出席しました。

「超歌舞伎」は、歌舞伎と最新のテクノロジーを融合させた新しいエンターテインメント。バーチャルシンガーの初音ミクさんとコラボするのが見どころで、南座では新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年の公演が中止となったため、約2年ぶりの開催となります。

獅童さんは「子供のころからなじみのある南座、歴史のある南座。歌舞伎の専門の劇場でこういった新しい試み、新しい演目がかけられる時代になったってことが一番大きな喜びでございます」と心境を明かしました。

ミクさんとの共演は2016年からスタートし、今回が8回目となります。獅童さんは「初演のときはこちら側が合わせていくっていう感覚が強かったんですけど、回を重ねるごとに役者同士の絆も深まっております」と報告。ミクさんの印象を「非常に相手役の気持ちを察してくださるんですよね。ちゃんと“立てるところは立てて”というような、お気遣いができる方」と明かしました。

今回は歌舞伎舞踊『都染戯場彩(みやこぞめかぶきのいろどり)』が南座で初披露されます。獅童さんとミクさんによる獅子の精の踊りが見どころ。

製作発表にはミクさんも“登場”し、「獅童さんを始め、皆さまと一緒にステキなお芝居をお届けできるよう、精いっぱい頑張ります」と、あいさつしました。