×

ふなっしー 大好きな刀剣に触れ大興奮の嵐 3000万円のコレクションも公開

2022年3月3日 22:00
ふなっしー  大好きな刀剣に触れ大興奮の嵐 3000万円のコレクションも公開
刀剣の魅力を紹介するふなっしー

梨の妖精・ふなっしーが、3日放送の『バカリズムの大人のたしなみズム』(BS日テレ)に出演。自宅に約50振の刀剣をコレクションするほど魅了されているというふなっしーが、その魅力を紹介しました。

■ふなっしーが刀剣の聖地へ 「刀好きにとってはたまらない」

ふなっしーが、最初に訪れたのは、東京・千代田区にある日枝神社です。1590年に徳川家康が江戸城に入城して以来、鎮守の社としてあがめ敬われ、歴代将軍が参拝したとされています。

その敷地内(境内)には宝物殿があり、徳川将軍家にゆかりのある国宝や重要文化財などが展示され、一般公開もされています。今回の目的である刀剣は、31振もの数が収められており、ふなっしーは「刀好きにとってはたまらない聖なる地」だといいます。

刀剣の楽しみ方は形状だけではなく、刀身や刃に現れる模様など作者によって変わるデザインや細工も見どころ。思う存分見学をしたふなっしーは「素晴らしい宝剣の数々ですよ。こういうのを一期一会って言うのかな。嬉しいな」と思いをはせました。

■刀作りに挑戦 夢を叶える

続いてふなっしーの夢だったという刀作りを行うため、工房「平田鍛刀場」を訪れました。ここでは古来からの手法で玉鋼を作り、完成まで一貫して自分たちの手で刀を作り上げています。

まず体験したのは刀剣作りの下準備である炭切り。火力を均等にするためほぼ同じ大きさに切り分けなければなりません。ふなっしーは「 “炭切り3年” って言葉がありますよね」といい、やはり難しいようで炭が砕けてしまう結果に「刀匠にはなれない」と落胆。繰り返し試みるもうまくいかずにギブアップしました。

気を取り直し、次に行ったのは刀剣となる玉鋼をたたき、不純物を取り除くと共に粘りをもたらす “折り返し鍛錬” をさせてもらうことに。ふなっしーは「たたかせてもらえるんですか、ありがとうございます。夢でした」と大興奮。実はこの作業、弟子は最初見ていることしかできない工程だと言います。

大きな金づちを振り下ろし、全集中で挑むふなっしー。火花が散るなかテンポ良く叩いていくと「腕がつる」と大変そうな様子。終わってみると「腕力には自信がありましたけど全然でした」と振り返りました。そして最後に「本当に貴重な経験をありがとうございました。ますます刀の奥深さとか奥ゆかしさとか、そういう歴史もそのまま感じました」と感慨深げに夢を叶えました。

■刀剣は「買ったのではなくて預かっている」

刀剣にハマり始めてから2年ほどというふなっしーが、自慢の刀剣コレクションを紹介。所有する刀剣はおよそ50振で金額にすると、総額はなんと約3000万円ほどになるといいます。

刀剣に魅了されたきっかけは、徳川家に災いをもたらすなどの噂がある『村正』という刀に関する動画を視聴したこと。それから『村正』が本当にあるのか調べてみるとオークションに出品されている “村正派” の刀剣を発見し思わず落札。それから毎月、2本のペースで買い集め、コレクションするようになったそうです。

ふなっしーは刀剣を見るようになって日々の目線が変わったといい「刀を見始めてから全ての自然現象が美しく思える。心の感情をアーティストとか芸術家は(作品に)ぎゅって閉じ込めるなっしよ。刀も刀匠は絵を描くように、それを表現してるんだなっていうのが伝わると人間ってすごいなって。全てがつながってるんだなって思いました」と力説しました。

さらに「それぞれの刀がずっと歴史を刻んでいくわけですよ。巡り巡ってそれがふなっしーの元にやってきた。運命みたいなのを感じる、長い長い刀の歴史の一部になったような気がして。だからこの刀は買ったのではなくて預かっている。最近は海外の方も日本刀の美しさに気づいて買っていくんです。日本の古き良き文化を守っていきたいなっていう思いもありますなっしな。だからこれを大事にして引き継ぐのが、ふなっしーの定めなっしー」と熱く語りました。

■数千万の刀剣を購入検討

まだまだコレクションを増やしたいと続いて訪れたのは『銀座 日本刀ミュージアム泰文堂』。300振以上の刀剣を取りそろえたミュージアム風の刀剣ショップで、その場で実際に手に取り購入することもできます。

店内に入るとふなっしーは「日本にある刀屋の中でトップクラスに展示が美しい」と絶賛。見て回ると、個人所有できる最高レベルの刀などがずらりと並べられており大興奮です。

そして実際に刀剣を手に取ってみることに。手にした刀剣が5000万円だと伝えられると思わず息をのむふなっしー。最後にスタッフから「購入は?」と問われ戸惑いながら「銀行行こうかなと思った刀剣もありました」と話しつつも今回の購入は見送り。店を出て「ふなっしーと一緒に刀を語り合いましょうなっしー」とスタジオのバカリズムさんへメッセージを送り、大満足な様子で帰って行きました。

画像:(C)BS日テレ