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茂木欣一ヒットで実感「音楽は時をこえる」

2021年7月30日 21:56
茂木欣一ヒットで実感「音楽は時をこえる」

今年デビュー30周年を迎えた孤高のバンド・フィッシュマンズの軌跡をたどるドキュメンタリー『映画:フィッシュマンズ』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつが30日、東京・新宿バルト9で行われ、メンバーの茂木欣一さんらが駆けつけました。

クラウドファンディングで支援者を募って制作された作品で、9日に公開されると、30日現在で1万5000人以上の観客動員を記録。茂木さんは「すごいっすね。1万5000人の方が映画を見てくれているっていう事実がうれしすぎて。人数で言ったら(日本)武道館がいっぱいですよね」と、しみじみ語りました。

フィッシュマンズは、ほぼすべての楽曲の作詞・作曲を担当していたボーカルの佐藤伸治さんが1999年に急逝しましたが、現在も活動中。音楽シーンに多大なる影響を与えており、スピッツの草野マサムネさん、BiSHのセントチヒロ・チッチさんらも称賛しています。

フィッシュマンズのリーダーでドラムスの茂木さんは、佐藤さんが亡くなった後もフィッシュマンズの名前を背負って活動を続けており、映画のヒットを受けて「一緒に音を出した者として、フィッシュマンズの音楽って時をこえて人々の心に伝わっていくんだなと感じた」と話しました。

また、茂木さんは坂井利帆プロデューサー、手嶋悠貴監督らにも感謝したうえで「個人的なことを1つだけ言わせてもらうと…」と切り出してバンドへの思いを告白。「この映画を作ってもらったおかげで、自分のフィッシュマンズへの思いというか、何か一つスッキリしたものがあって。次、フィッシュマンズの音楽を流す時に絶対、次のチャプターに行けるっていう気持ちになって、もっと自由にフィッシュマンズの音楽を鳴らし、いろんな人に伝えていきたいって思いがあふれてきたので、いろんな感謝の気持ちは次に流す音にしっかり込めていきたい」と語りました。