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中村福助 復帰以来、初めて舞台を歩く

2021年9月2日 22:43
中村福助 復帰以来、初めて舞台を歩く

東京・歌舞伎座の『九月大歌舞伎』が2日初日を迎え、歌舞伎俳優の中村福助さん(60)が、1年8か月ぶりとなる舞台に出演しました。

福助さんが出演するのは、叔父である六世中村歌右衛門二十年祭、そして父、七世中村芝翫十年祭として名優ゆかりの演目、人情味あふれる「お江戸みやげ」です。幕が開き、正面の床几に座る七世中村芝翫の長男・中村福助さんが姿をみせると、拍手で迎えられました。

福助さんは2013年「脳内出血による筋力低下」と診断され入院。治療とリハビリを重ね、2018年に舞台へ復帰しました。

公演前、福助さんは「叔父と父という、ふたりの偉大な存在に少しでも近づけるよう、自分にとっても、今回の出演は、日々のリハビリのモチベーションになっております。感謝しております」とコメント。

舞台復帰以来、初めて歌舞伎座の舞台を歩いた福助さん。初日公演では、約6分間の舞台出演でしたが、引っ込むまでの間、観客から大きな拍手が送られました。