有村&志尊が聞く コロナ時代のリアルな声
有村架純さんと志尊淳さんがコロナ時代の“リアルな声”を聞く、映画『人と仕事』(10月8日公開)。この作品に出演する2人にコロナ禍で働く人々への取材を通して感じた思いなどを伺いました。
映画は有村さんと志尊さんが、去年4月から約1年かけて新型コロナウイルスの影響を受ける人々を取材したドキュメンタリー作品。2人がホストクラブの経営者や保育士など、自分たちが話を聞いてみたいと思う人たちの元へ行き、それぞれが抱えるリアルな声を映し出す内容となっています。
■有村&志尊 ドキュメンタリー映画制作への“迷い”
元々、映画『保育士T』という作品に出演予定だったという2人。去年4月の緊急事態宣言の影響で撮影が中止になったことで、今回のドキュメンタリー映画が制作されることになりました。映画への参加に迷いはなかったのか、志尊さんに聞いてみると「正直ありましたね。“自分にできることなにもないですよ”って気持ちもありましたし」と当時の思いを吐露。有村さんも「何がどう正解かも着地点もわからないまま、これはどうするべきなのかっていうのは正直悩んだんですけど、分からないなりにできることがあるんじゃないかなという風に思って」と明かしました。
■有村「私は周りに生かされている」
映画の中で児童相談所を訪れ、そこで働く職員に話を聞いている有村さん。職員が抱える苦しみを聞く中で気付いたことがあったそうで「自分はこういうお仕事をさせてもらっていて、いろんな職種、いろんな人間を生きる機会も多いんですけど、常に仕事というものだったり、人というものに密に関係しているんだなっていうのも改めて感じて、私は周りに生かされているなって」と語りました。
■志尊「皆さんも感じ方が変わったりするのかな」
コロナ時代を生きる人々の“リアルな声”を約1年かけて聞いてきた有村さんと志尊さん。その取材を通して見えてきたものについて志尊さんは「メディアを通して見るものと実際の光景っていうのは違うものがあったんですよ。でも、それって実際に見てみないと分からないことだし、知らないと分からないことだとも思ったんですよね。知ることが大事と思いました。だから、こういう状況だっていうのをこの映画を通して見ていただけることによって、皆さんも感じ方が変わったりするのかなと思いました」と映画を見る人たちに呼びかけました。
配給:スターサンズ/KADOKAWA (C)2021『人と仕事』製作委員会