歌手の橋幸夫さん（７８）が４日、会見をおこない歌手活動を引退することを自らの言葉で報告しました。

橋さんは「引退の日にちは再来年の５月３日、８０歳の誕生日の日です。その日が最後になると思います」と語り、２０２３年に歌手活動を引退するということです。

引退理由を聞かれると「おととしから今までのステージと違うな、曲によってある音程になった時に急に声がガラガラしてくる、おかしいな」と声に違和感があったことを告白。医師からは“のどの筋力の衰え”と言われたそうで「衰えにはどうにもならない」と悔しい表情をみせていました。

２０２３年の歌手引退後も芸能活動は続けるという橋さん。「８０歳からは自分自身で新しい夢を作り、夢に向かって歩いて行きたい」と語り、今後やってみたいことを聞かれると「書道とスプレーアートの世界がちょっと興味がある。そういう世界を自分で掘り下げてみたい」と明かしました。

また「私はこれから自分自身の足りなかったところをもっと磨きながら歌こそはプロとしては外す道になりますが、それ以外の中でも私にできることがあれば自分で模索しながら進んで行きたい」とコメントしました。

橋さんは１９６０年に歌手デビュー。デビュー曲『潮来笠』で『日本レコード大賞新人賞』を受賞し、紅白歌合戦に１９回出場。舟木一夫さん、西郷輝彦さんと共に『御三家』として人気を集めました。