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鉄拳、締め切り間際は「点が虫に見える」

2021年10月18日 19:21
鉄拳、締め切り間際は「点が虫に見える」

お笑い芸人の鉄拳さんが17日、著書『鉄拳のパラパラマンガうつすだけドリル』(主婦の友社)の発売記念イベントに登場しました。

鉄拳さんは、今年でパラパラマンガ歴10年。代表作はイギリスのバンド・MUSEのミュージックビデオに採用された『振り子』などです。

10年を振り返り、作品が完成した時の喜びを「山登り」にたとえる鉄拳さんは「自分で描いた漫画がどう動くのか、それを見るのが楽しみで、達成感があります。山登りも途中はきついですけど、頂上に行くと達成感がありますよね、景色がきれいで。それと同じだと思います」と話しました。

大変だったことを聞かれると、「締め切りが近くなると、30時間くらい寝ずに描いているんですよ。ブラックコーヒーを何杯も飲んだり、テンションの上がる音楽を聴きながら描いていくうちに“パラパラマンガーズハイ”になってきて、点とかが虫に見えて、動いているように見えちゃうんです。そこまでいくと危険です」と報告。身体も悲鳴をあげているようで、「腱鞘炎が4か所。首と腰もヘルニアになっています。あと、痔(じ)にもなっています」と明かしました。

その一方、10年前と比べると「(ギャラは)10倍ぐらいになりました」と待遇面はアップ。現在、マンガとお笑いの仕事の比率は「10:0」で、今後お笑いの仕事をする機会があるかどうかについて「依頼があればやりますけど、パラパラマンガの依頼しかこなくて…。ネタの仕事が入る(スケジュールの)隙間は半年先になっちゃいます」と語りました。