出身地の“ジャガー星に帰還した”と10月初めに所属事務所が発表した千葉のローカルスター・JAGUAR(ジャガー)さん。知名度を上げるきっかけとなった日本テレビ系『月曜から夜ふかし』では18日、特別番組が放送され、たくさんの笑いを届けてくれたジャガーさんの地球活動や番組でのロケの模様など映像で振り返りました。


■千葉のローカルスター・ジャガーさんとは何者なのか？

そもそも、ジャガーさんとは何者なのか？自ら「宇宙のかなたにあるという“ジャガー星”から地球に移り住んだ」と語るジャガーさん。千葉を拠点にミュージシャンとして活動していました。6年前、番組に初めて出演したときには「ジャガー星は宇宙のかなたにあり、皆さんには見えない場所にある」と語っていました。「心臓とかありませんから生きているという考えではありません。道ばたの石ころとかですね、岩石・岩山の石ですね そのように考えてほしいわけであります」と説明しています。

また、ジャガーさんの職業についても過去に「レストラン」「美容室」「ライブハウス」「看板製造」「喫茶店」「スナック」を営み、ものすごい財力を持つ経営者だったことが明らかに。地元・千葉テレビの番組を自ら買い取り『ハロー・ジャガー』という番組を10年以上続けてきたというエピソードを紹介しています。


■アーティストとして超有名な大物バンドのメンバーに　“音楽番組”にも出演

ミュージシャンとして、自ら作詞・作曲を手がけるジャガーさん。番組では過去に“ジャガー号”のメインコンピューターで行っているという曲作りに密着。

撮影時には『お母さん』という楽曲の制作過程を披露。思いついたフレーズを録音していくそうで、その歌詞の一部が「お母さんっていうことはサ いつでもサ ジャガーのことをサ連れてってくれたよね お母さ〜ん いつもカッコよく自転車に乗ってたよね ジャガーさお母さんの自転車に乗ってサ ハチに刺されたったことがあったよね〜」と、歌っているときに涙が出る曲をイメージして作成しているといいます。

そんなジャガーさんですが実は千葉出身の超有名なバンドのメンバーとして参加していた意外な過去がありました。そのバンドとは『爆風スランプ』。代表曲『Runner』がヒットしたときに千葉出身ということでオファーされ“ベース”として何回かバンドメンバーとして参加していました。さらに1989年4月10日放送の『歌のトップテン』(日本テレビ系)に出演した時には、ボーカルのサンプラザ中野さんのバックで金髪姿のジャガーさんが異彩を放ちながらベースを演奏している映像も公開されました。

この大物バンドとのコラボを振り返りジャガーさんは「爆風スランプのメンバーが千葉県の柏の方でございます。その関係じゃないかと思います。向こうから連絡があったわけであります。そのくらいジャガーは偉大で有名だったわけであります」と語っています。


■氣志團・綾小路翔が語る “ジャガー伝説”

そんなジャガーさんの“偉大で有名”という証言を裏付けるようにウソか本当かわからないエピソードを語ったのが、千葉出身の氣志團・綾小路翔さんです。

番組のインタビューに応じた綾小路さんは「とにかく伝説が多いんですよね。当時何が本当で何がウソか分からないけども、X JAPANのHIDEさんがジャガーさんグループ傘下の美容院で働いていたらしい」という“ジャガー伝説”を告白。

さらに続けて「千葉のロックを志す人間たちは何かしらジャガーさんにお世話になっている。これはサクセスするための登竜門」といい、自身も中学2年生のときに“ジャガーカフェ(ライブハウス)”に面接にいき「中学生はまだなんで、高校生になったらまたおいで」と言われた過去を明かしています。“千葉のミュージシャンを支えてきた”という綾小路さんが語った“ジャガー伝説”について当の本人に聞くと「支えていないですよ」とコメントしています。


■ジャガーさんへ送る「たくさんの笑いをありがとうございました」

番組では他にも、そば屋のロケで「初めてそばを食べた」というジャガーさんに驚かされたシーンや、千葉の落花生の畑で砂嵐の中、必死にパフォーマンスするシーンなど視聴者に笑いを届けるジャガーさんの愛くるしい姿を紹介。

最後は「たくさんの笑いをありがとうございました」と締めくくり、ジャガーさんの“星への帰還”を見届けました。

また、“ジャガーさんからのお知らせ”とし、ジャガーさんが星に帰還する前の姿がデザインされたラッピングバスが12月から千葉県市川市周辺を運行する予定だということを発表しています。