博多華丸・大吉にインタビュー 生涯で1番ウケたネタは…「それ以来笑いは取ってない(笑)」 “伝説”を語る
――2人が思う注目ポイントは?
大吉:あの~、規模がでかすぎて、我々も何が当日行われて、どういう稼働をするのかよく分かってない
華丸:そうですね~把握してない(笑)
大吉:前回『伝説の一日』やったとき(10年前)は、なにがすごかったってやっぱNGKの周りが、人が来すぎて。昔ダウンタウンさんが『心斎橋筋2丁目劇場』出られてたときに、ダウンタウンさんが動くときは機動隊が出てきたみたいな、そんな伝説を聞いたことがあるんですけど、それぐらい人が来たんですよ、当時。今回それをはるかに超える規模なんで、当日中止もあるんじゃないかなっていう気はしてます(笑)
華丸:なんかウワサでは芸人さんも、出番終わったらすぐ出て行かされるっていうウワサですよ。これも悲しいですよ、おれだって見たいもんね? 近くで
大吉:みんな見たいよ、みんな見たいでしょ、ダウンタウンさんとかさんまさんとか
華丸:あと、(開催日が)4月2日と3日なんですよ。おれらが出るのが3日で(イベントとしては)2日目なんですよ。これがややこしいの。2日目だから2日に行きそうなのよ(笑)止めてね?2日が1日目で、3日が2日目なのよ
大吉:おじさんって分かんなくなるから
華丸:(数字を)合わせてほしかったね~。そこをみなさんもお間違いないのように
■華丸は “まじめ” 大吉もしびれた華丸の “伝説”
――2人の人生で1番の伝説は?
大吉:まあでも芸人としてはやっぱね、昔の話になりますけど、華丸さんがR-1とったときじゃないですか(2006年)
華丸:あのときの準決勝のNGKが1番ウケたね、生涯(笑)ほんとは準決勝も東京であったんですよ、東京大会と大阪大会。あれを交通費出して、大阪でやらせてくれって言ったんですよ。というのも、“アタック25” のモノマネで、あれって制作が大阪のテレビ局で、“新婚さんいらっしゃい” からの “アタック25” って大阪の文化なんですよ。だから絶対向こうの方がウケると思ってそこでやったんですよ。それが1番ウケたんですよ。それ以来笑いは取ってないですよ
大吉:取ってる(笑)
華丸:それっきりですよ(笑)でもそれぐらいウケたの!
――自分だけが知る相方の伝説は?
大吉:まじめなんですよ、華丸さんって。僕が1番心に残るエピソードは、とある女性タレントさんに「福岡に今度行くからおいしいお店を紹介してくれ」と言われて、そんな仲良くない方だったんですけど、当時すごく人気の方で、結構みんな電話番号とか渡してたんですって。そのとき華丸さんが紙に電話番号書いて渡してたから、華丸もしょうがないよな、相手があの方やったらって思って。あとで聞いたら、もつ鍋屋さんの電話番号渡してたんですよ(笑)お店の番号だけ3件くらい書いて。あれはしびれましたね
――2人も今年で32年目になりますが、吉本に入ってよかったなと思うことは?
大吉:劇場がたくさん全国にあって、しかもこのメンバーと同じ舞台を踏めるっていうのは、こんないいことないと思いますね
華丸:僕ら特に福岡で、福岡吉本っていうね、吉本のようで吉本でないみたいな
大吉:支店みたいな
華丸:支店なのか出張所なのかみたいなところから出てきたので、それでも大きな会社の中でやらせてもらったがゆえに大阪の舞台に立てるっていうのは、吉本だからっていうのはありますね
【公演概要】
『伝説の一日』4月2日(土)・3日(日)
なんばグランド花月