【高橋由伸インタビュー】「また巨人の監督やってよ。対戦したい」中日・立浪和義監督から本音がポロリ
プロ野球2022年度のシーズンが25日に開幕します。
日本テレビの野球解説者を務める高橋由伸さん(46)が、今季から新しく指揮をとることになった、中日の立浪和義監督(52)を直撃しました。
インタビューは2月のキャンプ中に行われ、「へらへらしていたら外すよ」と発言したことについてや、若手選手について話が及びました。
そして、立浪監督が「また巨人の監督やってよ。対戦したい」と本音をもらす場面もありました。
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高橋さん
「まずは就任おめでとうございます。実際どうですか?」
立浪監督
「秋からとにかくバットを振ったり、たくさんゴロを捕ったり、そういう基本的なところからスタートしています。若い選手が多いんですけど、実戦に入ってくると、今度は競争になってくる。非常に楽しみな部分と、なかなかやろうとしている部分が(根尾昂選手のように)うまくいかなく伸び悩んでいる選手もいます。それでも、しっかり練習はできていると思います」
高橋さん
「実際、監督になってみてイメージしていたものと、違うなということはありますか?」
立浪監督
「現役を辞める時くらいから、将来指導者になりたいという目標もありましたし、野球感とかは基本変わらないですね。若い選手が意外と素直といいますか、今の選手はわれわれの時とは違って、すごくマジメだなという印象を受けています」
高橋さん
「就任してから『へらへらしていたら外すぞ』とか、僕は立浪さんぽくていいなと思ったんですが、立浪さんにとって厳しさとはなんでしょう?」
立浪監督
「われわれが入った時の厳しさが10とすれば、今は2か3ですよ。ここ数年ドラゴンズ低迷している。弱かったらまず練習しないといけない」
高橋さん
「緊張感というのは大事だと思っていますか?」
立浪監督
「やっぱり強くなるために、継続して力を出すためには、そういったことも必要かなと思っています」
高橋さん
「期待する若い選手はたくさんいると思いますが、いま期待している選手は?」
立浪監督
「特にドラゴンズの場合は石川(昂弥)というホームランを打てる可能性を秘めた選手と根尾昂もそうですけど、2人がずっと期待されている。なかなかここまでは結果があったり、思うように挑めてきてない。こういった選手がよくなるように、日々考えながら指導はしているんですけど、まだ若いですから、野球に取り組む姿勢、そういったことも含めて根気よくやらないといけないなと思っています」
高橋さん
「今年のルーキーはどうですか?」
立浪監督
「ルーキーは鵜飼(航丞)というドラフト2位が、思った以上にスイングスピードが速くて、ちょっと期待が持てるかな。これから実戦でどうなるか。すべてがうまくいくとは思っていないですけど、あれだけ振れれば楽しみだなと」
高橋さん
「いま名前が出てきた選手は野手。課題は攻撃、ということですか?」
立浪監督
「昨年は点が取れなくて、長打もなかなか出ないという中で、なんとかしないといけないなってのが一番なんですけど、ただ野球はピッチャーですからね。(昨季)ピッチャーの成績はよかったとはいえ、誰が一人前かといえば、そんなに名前があがってくる選手がいない」
高橋さん
「大野(雄大)選手くらいですか?」
立浪監督
「あと柳(裕也)」
高橋さん
「そうですね。柳選手ですね」
立浪監督
「小笠原(慎之介)が、昨年初めて規定投球回数到達したんですけど、あとは未知数、楽しみな投手。自分は野手出身ですから、ピッチャーは落合(英二)ヘッド兼ピッチングコーチに基本は任せてます。なんとかピッチャーを整備して、ようやく勝負できるのかなという状況。外野のポジションが2ポジション競争なので、そこに誰が入ってくるのか。これからの試合を見ながら、2年後3年後にドラゴンズを背負って立てるように、そういう選手を選択して使っていこうかなと思っています」
高橋さん
「選手たちに強調して伝えてることはありますか?」
立浪監督
「今はもうとにかく打つとか抑えろとかは難しいので、まずはやれることをしっかりやろうと。当たり前のことですけど、打ったら走るとか、カバーリングであったり。今の段階では、そういったことをしっかり徹底してやっていこうかというのは伝えています」
高橋さん
「今シーズンの目標と優勝への必要なことを教えてください」
立浪監督
「正直、いま優勝という言葉は、自分就任してから一回も言っていないんです。正直、今年は何位でもいいです。とにかくでも2年後3年後に優勝できるようなそういう形で、今年は若い選手、高橋(由伸)監督も、岡本(和真)選手を我慢して使ったようにそういう選手を作りたいなというのが今年の一つの目標です」
高橋さん
「楽しみな選手たくさんいると思うので、いろいろな選手が出てくるのを楽しみにしています」
立浪監督
「さっき言わなかったけど、また巨人の監督やってよ。対戦したい」
高橋さん
「いやいや、もうそんな・・・ありがとうございました」