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YOASOBI“直木賞作家”4人とコラボ

2021年12月2日 21:02
YOASOBI“直木賞作家”4人とコラボ

“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが、直木賞作家の島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さんの4人とコラボレーションした楽曲を2022年2月より順次発表することがわかりました。

このコラボレーションでは、各作家が『はじめて○○したときに読む物語』をテーマに小説を書き下ろし、これらの小説を原作とした楽曲をYOASOBIが制作します。

このプロジェクトにボーカルのikuraさん(21)は「素敵な4つの物語と、それらを原作としてAyaseさんが紡いだ曲に一生懸命向き合って、私なりの歌を乗せていきたいと思います」と意気込みを明かしました。

さらにAyaseさん(27)は「皆さまがそれぞれ小説に込めてくださった想いを溢すことなく汲み取って、YOASOBIというフィルターを通し、自分たちが一番カッコいいと思える音楽という形で楽しんでアウトプットすることができたらと思っています」とコメントしました。


【作家コメント】

・島本理生さん
初めての挑戦をたくさん詰め込んだら、むしろ自分の原点とも言うべき、好きな人との物語になりました。恋よりも強い絆で結ばれた「私だけの所有者」にこの短編で出会ってください。

・辻村深月さん
人は誰でも、その出会いの前と後で人生が変わってしまうような一生モノの出会いの経験があると思います。その一夜を通じて、前の自分にはもう戻れなくなるような、そんなはじめての家出を書きました。この小説もまた、読む前と読んだ後で誰かの何かが変わると信じて、送り出します。

・宮部みゆきさん
いつも物語をつくる時は、そのイメージに合った音楽を探すようにしています。ぴったりな音楽が見つかれば、その音楽が私を正しい方向に導いてくれるからです。今回はまず物語が先にあり、そこから音楽が誕生するという企画で、私にはまったく新しい経験に、胸が高鳴っています。

・森絵都さん
「はじめての」というお題をいただき、私もはじめての設定にトライしてみました。時空を超える片思い——この物語が、読者の皆さんの過去に灯る大事な瞬間とつながってくれますように。


画像:島本理生さん(左上)辻村深月さん(右上)宮部みゆきさん(左下)森絵都さん(右下)