【ディズニー】“ハロウィーン”3年ぶりに全員仮装解禁 「特別なものを作りたかった」繊細なこだわりに迫る
通常時は小学生以下の子供だけがディズニーキャラクターの仮装をして入園できるディズニーリゾート。このハロウィーンイベント期間中は毎日、誰でもフル仮装での入園が可能になっています。3年ぶりのイベント開催ということで、パーク内ではこだわりの仮装を楽しむ入園者の姿が多く見られました。
ミッキーカボチャの仮装をした49歳会社員と50歳主婦は、「ハロウィーンと言えばカボチャ、そして久しぶりのディズニーの仮装の時期なので、特別なものを作りたかった」とコメント。制作には3~4か月かかったと明かし「繊細な切り絵にも初めて挑戦して、頑張ったから皆さんに見てもらいたい」と、仮装にかける思いを語りました。
■フォルムへの熱いこだわり 枕や布用プリンターも活用
『アラジン』に登場するジャスミンの父親・サルタンの仮装をした50代の女性は、フォルムに強いこだわりが。帽子は通気性を重視するために、結束バンドを組み合わせて形成し、中が透けないようにガムテープでコーティング。そして、おなかの膨らみを再現するために、洗面器やビーチボールの使用を考えましたが納得がいかず、枕を仕込んでいると明かしました。さらにマスクにも工夫があるようで、自分の顔を撮影して布用のプリンターでマスクに印刷したといいます。
パーク内の楽しみ方を聞いてみると「“ディズニー・ハロウィーン”で仮装を楽しむために必死に働いて、毎年500円玉貯金をしています。努力してうまく想像通りに衣装を作れて、それを見た皆さんの反応を見るのが好き。体力が続く限り仮装を楽しみたい」とコメントしました。
■8日に登場した東京ディズニーシーの新キャラクターの仮装も
仮装した入園者たちが交流を楽しんでいる中、8日にダッフィー&フレンズの新しいお友達として東京ディズニーリゾートに登場した“リーナ・ベル”の仮装をした女性も。今まで洋裁を本格的にやってこなかったため、衣装は独学でほとんど手縫いで制作したといいます。特にこだわった部分は“しっぽ”で、「自分の理想の大きさに合わせるために大量の綿を詰めたり、位置を調整したりして、パッと見たときに一目でリーナ・ベルだと分かる感じにしました」とコメント。
この女性は、パーク内でキャラクターグリーティングや他の仮装した入園者と写真を撮って楽しむ予定だと明かしました。
■再現度を高めるために“暑さは我慢” 暑さ対策は?
入園者の中には、炎天下のもとで着ぐるみや長袖などの衣装でパークに訪れる人も見られました。『美女と野獣』のベルと野獣の仮装をした30代の女性2人は、それぞれ10万円弱の費用をかけて制作したと言います。暑さ対策について聞いてみると、「野獣の頭の中は空洞ではなく綿がぎっしりと詰まっているので、とても暑い。制汗スプレーを頭にじかにかけて涼しくしています」とコメント。また、『モンスターズ・インク』のロズとCDAの仮装をした55歳会社員と50歳会社員は、「死んじゃわないように、着ぐるみの中や首にファンを仕込んでいます」と、暑さ対策を明かしました。