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直木賞作家・伊集院静さん死去 10月に『肝内胆管がん』を公表

2023年11月24日 22:16
直木賞作家・伊集院静さん死去 10月に『肝内胆管がん』を公表
伊集院静さん(写真:アフロ)
直木賞作家の伊集院静さんが、肝内胆管がんのため24日に亡くなったことがわかりました。

妻で俳優の篠ひろ子さん(本名:西山博子さん)がコメントを発表し、「突然のご報告となりますが、11月24日伊集院静は永い旅に出てしまいました。かねてより肝内胆管がんの治療をしておりましたが、残念ながら回復には至りませんでした。 自由気ままに生きた人生でした。 人が好きで、きっと皆様に会いたかったはずですが、強がりを言って誰にも会わずに逝ってしまった主人のわがままをどうかお許しください。最期まで自分の生き方を貫き通した人生でした」と報告しました。

伊集院さんは10月に肝内胆管がんの診断を受けたことを公表。「医師との相談により一刻も早い治療と十分な静養が不可欠であると判断いたしました」と、当面の間、執筆作業を休止することを発表していました。

伊集院さんは1992年に『受け月』で直木賞を受賞。また『大人の流儀』シリーズなどで知られ、2016年には紫綬褒章を受章しています。