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バカリズム「脚本が面白くなかったらバチが当たるのでは」 第32回橋田賞を受賞

2024年5月10日 22:05
バカリズム「脚本が面白くなかったらバチが当たるのでは」 第32回橋田賞を受賞
橋田賞を受賞したバカリズムさん
お笑い芸人で脚本家のバカリズムさん(48)が『第32回橋田賞授賞式』に出席し、『橋田賞』を受賞しました。

『橋田賞』は、人と人とのふれあいを温かくとりあげ、広く大衆に支持され、感動を呼び起こした、芸術性豊かな完成度の高い番組・作品、もしくは人に対して贈られる賞です。バカリズムさんは、ドラマ『ブラッシュアップライフ』での巧みな伏線や緻密に練られた構成、セリフといったアイデアにあふれた脚本が評価されました。

今回の受賞にバカリズムさんは「素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。最高のスタッフさんたちと超一流の役者さんに囲まれて、“これで脚本が面白くなかったらバチが当たる”と思うくらい恵まれた環境でのびのびと書かせていただきました」とコメント。

続けて、「この作品には元々社会に向けたメッセージも大きな事件もなく、自分の中にあった“地元の友達とファミレスでダラダラしゃべっているのが一番楽しいよね”っていうぼんやりとした感覚だけで書き進めて。それが結果的に多くの方に共感していただき、評価をしていただけたので良かったなと思います」と作品への思いを語りました。

また、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)は、ドラマ作品としても橋田賞を受賞。人生を何周もやり直すという一風変わったタイムリープ設定と、ささいな日常の描き方のバランス感覚が絶妙で、展開の面白さとキャラクターの魅力、緻密な構成で視聴者を引き込んだと評価されました。女子の友情を主軸にしたヒューマンコメディーは、俳優陣の演技も素晴らしく、多くの熱い共感を呼び、テレビドラマに新たな光をもたらしたと認められました。