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さようならリリー 小雨が降る中 トラックでふるさと仙台へ

2024年6月3日 18:52
さようならリリー 小雨が降る中 トラックでふるさと仙台へ

繁殖を目指して秋田市の大森山動物園に来ていたアフリカゾウ「リリー」が、仙台市の八木山動物公園に帰っていきました。

小雨が降る中、慎重に作業が行われ、動物園の飼育員などが温かく送り出しました。

アフリカゾウの「リリー」は、3日朝、輸送用の箱に入りました。

環境を変えることでアフリカゾウの繁殖を目指そうと、2018年10月に仙台市の八木山動物公園から大森山動物園にやって来たリリー。

秋田で5年半余り、多くの県民に愛されてきました。

ただ、パートナーが死んで繁殖の可能性がなくなったことなどを受けて、八木山動物公園に戻ることが決まりました。

大森山動物園でも大切に育てられてきたリリー。

午前9時半ごろにトラックに移されました。

三浦匡哉 園長補佐
「体調を崩して倒れてしまった時は、僕らも必死でしたし、リリーも頑張ってくれたので、何とかその日のうちに起き上がることができて、だんだん体力も回復して、きょうに至ったということです」
「戻ったら長旅ですので、ゆっくり体を休めてほしいなということと、向こうで待っているゾウ達がいますので、また仲良く暮らしてもらえればいいなと思います」

動物園の飼育員などに見送られたリリー。

3日午後、無事に仙台に到着しました。

大森山動物園には、同じように繁殖を目指して八木山動物公園に行っていた「花子」が、5日、帰ってきます。

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