推し活ができるカフェで「周りの目を気にせず推しとの空間に没頭」 店内はデジタルアート空間
店舗では、プロジェクションマッピングとデジタルアートを組み合わせた空間で、ミシュランシェフがメニュー開発したスウィーツなどを楽しむことができます。
■ターゲットは“推し活”を楽しむ層
また、他の客を気にせずに没入して一定時間撮影が楽しめるよう、店内の提供は事前予約制のコース形式(“超没入”スウィーツコース5500円)のみ。コースがはじまると、机の上には事前に選択した色のプロジェクションマッピングが映し出され、その上にミニバーガーやパフェ、ドリンクが提供されます。
■客全員が“推しグッズ”で撮影
取材したこの日は、店内すべての客が“推しグッズ”を持参。俳優を推す19歳は「一緒に(カフェに)行ったような気持ちにちょっとだけなれる」との思いでグッズを持参したといい、「(自分の好きな)色を選ぶことができたり、演出が変わったりするところが、他になくてかわいいなと思った」と来店理由を語りました。
パフェやドリンクが提供されると、推し色に染まった空間で、推しのアクリルスタンドや写真などと一緒に撮影を楽しむ様子が見られました。
普段からカフェなどでも推しグッズとの撮影を楽しんでいるという2.5次元俳優を推している26歳と、ボーイズグループのメンバーを推している24歳は「一般的なカフェだと、推しのグッズを並べて写真を撮っていると“めっちゃ並べてるじゃん…”みたいな目で見られたり、“全然食べ始めないじゃん”っていう風に見られてしまうこともあって。けどこのカフェは、周りの目を気にせず推しとの空間に没頭できるなと思いました」と語りました。
店内での飲食は10時からと11時半からのコースのみ。13時からはテイクアウトのみの営業ですが、購入した商品は、店内のプロジェクションマッピングなどの演出と一緒に撮影することもできます。