小田急「ロマンスカーカフェ」25日に閉店…人気なのにナゼ?
東京・小田急線の新宿駅。改札を抜けたすぐ横に、ロマンスカーの車体と同じ色の「ロマンスカーカフェ」があります。“小田急ロマンスカー”には様々な車両がありますが、このカフェはロマンスカーの中でも代表的な濃いオレンジと同じ色をしています。
24日、店内を見てみると多くの人でにぎわっていました。皆さんのお目当てを尋ねると…
40代の鉄道ファン
「こんなに近い場所で、ご飯食べながら電車を見られる場所ってあんまりないと思うんですよね」
実は、カフェの目の前にホームがあるため、コーヒーを片手に、正面から向かってくる電車を間近で見られるスポットなのです。
40代の鉄道ファン
「ほかの鉄道会社にない、(ロマンスカーの)前のフェースがたまらなくて」
1歳の鉄道ファン
「でんしゃ、かっこいい~」
しかし、17年間にわたって多くの鉄道ファンに愛された「ロマンスカーカフェ」は、25日に閉店します。
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このカフェをデザインしたのは、建築家の岡部憲明氏です。今年の秋、現役を引退する予定の白いロマンスカー「VSE」の車両もデザインしています。
なぜ、カフェは営業を終えるのでしょうか?
ロマンスカーカフェ 石山美知子店長
「新宿駅西口再開発にともなう新宿駅改良工事のため、閉店の運びとなりました」
2029年度、新宿駅西口に超高層ビルを建てる再開発を受けての閉店でした。カフェが再開される予定はないということです。