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こっちのけんと、2024年は「ご褒美の一年」 『はいよろこんで』大ヒットを振り返る

2024年12月30日 22:03
こっちのけんと、2024年は「ご褒美の一年」 『はいよろこんで』大ヒットを振り返る
2024年大活躍したこっちのけんとさんにインタビュー
SNSを中心に話題となり、新語・流行語大賞にもノミネートされた楽曲『はいよろこんで』を歌う、こっちのけんとさん(28)にインタビュー。大活躍となった2024年を振り返ってもらいながら、『はいよろこんで』の次にリリースした楽曲『もういいよ』に込めた思いを伺いました。

■こっちのけんと 2024年は“ご褒美の一年”

2022年に『Tiny』でデビューし、5月にリリースした楽曲『はいよろこんで』は、総再生回数150億回(12月12日時点・事務所発表)を超える大ヒットとなった、こっちのけんとさん。2024年は、街で声をかけられるようになったり、弟・菅生新樹さん(25)との共演が印象に残っているといいます。

――2024年を振り返ってみて、改めてどんな一年でしたか?

人生で一番頑張れるチャンスが多かった一年というか。結果的に頑張れた一年にはなるんですけど、それにしても運がよくてありがたいお仕事をいただいたり、やりたい仕事ができた一年で、“ご褒美の一年”でしたね。

――『はいよろこんで』は、こっちのけんとさんにとって、どんな楽曲ですか?

ここまで来てしまうと、自分の曲とは思えないくらい自分にとっても大きいものになっちゃっていて。自分にとっても元気をもらえる曲ですし、自分が人に元気を与える時にも自分の武器にもなる曲。人のことを支えられるし、自分のことも支えられる、“救命胴衣”みたいな。「これがあるから自分は大丈夫」って思えるし、「これがあるから人のことを助けられる」って思えてるので。そういう意味では自分にとって大切というか、そういう存在ですね。

――2024年、印象的に残っていることはありますか?

以前、弟(菅生新樹さん)と初めて仕事が一緒になって。それが僕の中では結構大きくて。おのおのの道で、全く職業が別ですし、頑張ってきた中でまさかここで交差できるのかっていうのが、すごく感慨深いですし、これこそ親孝行できたなと思えたので、あれはすごく大きかったですね。

――街中で声をかけられることも増えましたか?

お仕事で飛行機に乗ったりするんですけど、隣の人から「いつも見てます」、「あれ、おめでとうございます」とか、色々言っていただいて。どこにいても褒めてくださる環境になってて、だからずっと“ちやほや”されてます。

■最初はプレッシャーも 『はいよろこんで』が大ヒットした後の新曲

『はいよろこんで』が大ヒットしている中で、10月には『もういいよ』をリリースしました。楽曲には“今の自分が作りたいもの・伝えたいもの”を込めたといいます。

――『はいよろこんで』の次にリリースすることにプレッシャーは感じていましたか?

「『はいよろこんで』のあとに、こっちのけんとはどんな曲を出すんだろう」って、僕も楽しみにしちゃってたところもあったので、期待に応えた方がいいんだろうなって思って。最初はプレッシャーをすごく感じてたんですけど。でも、そういうプレッシャーを感じている自分も“もういいよ”と思って、とにかく今の自分が作りたいもの・伝えたいものを込めた曲にしようと思って作れたので、最終的にはプレッシャーは感じてなかったです。

――楽曲『もういいよ』には、どんな思いが込められていますか?

いろんな意味で“もういいよ”って言いたいなと思って。これ以上飾らなくていいよっていう自分に向けての“もういいよ”ですし、見ている人に対しても、僕も隠すこともほとんどないから、ちゃんと素の僕のことを見てくれてもいいよっていう意味でも“もういいよ”ですし。あとは、世の中っていろんな意見が飛び交ったりもしてるけど、そういう争いごとももういいから、ただただ優しくしてくれよっていう意味でも“もういいよ”というか。いろんな意味で“もういいよ”って世の中に言ってみたいと思って作りましたね。“もういいよ”って言って、自分の中で区切りをつけたかったっていうのもあるかもしれないです。

――何に対して区切りをつけたかったのですか?

『はいよろこんで』のおかげで、いっぱい世の中に出させていただいて、自分もちょっと無理してるというか、背伸びしている部分もあったので、この曲を出したきっかけでやめようと思って。着飾るというか、変に背伸びしまくるのをやめようっていうので出して。自分の中での約束事の“決まり美”というので、『もういいよ』を出しました。

最終更新日:2024年12月30日 22:03