ふわふわおにぎりに透明シール…“作る”最新おもちゃ取材 「えっ!?」と驚く仕掛けも
■熱々ふわふわ…グルグル回るおにぎり製造機
専門店さながらの“ふわふわ”おにぎりを手軽に作ることができるのは、『究極のおにぎり』(税込み4378円)というおもちゃです。
作り方は以下の通り。
(1)付属の『おにぎりケース』に塩をふり、炊きたての熱々ご飯を約100グラム入れる
(2)再び塩をふり、ケースを閉じる
(3)『究極のおにぎり』本体にセットし、レバーを倒してスイッチを入れる
(4)『おにぎりケース』が自動で回転し、約30秒後に止めて完成
担当者は、「ふわっとにぎったおにぎりを手軽に作ることができ、口の中に入れていただくとお米がほどけて、甘さが広がる。ケースで作るので、熱々のご飯で“にぎらないおにぎり”を作ることができるのがポイント」とアピール。
また、回転させる約30秒の時間について「自動で止まらないの?」という声もあるそうですが、「我々がやりたいのは、家族でのコミュニケーション。“30秒になったよ”と、お子さんから言ってもらって(スイッチを)止める、みたいなコミュニケーションを含めて食事を楽しんでいただきたい」と話しました。
■洗濯機形の“水で洗って作る”シールメーカー
『おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2023』のアーツ&クラフト(アクセサリーや食べ物など何かを作る玩具部門)で1位に輝いたのが、背景が透明のシールを作れる『シールランドリーナ すみっコぐらし』(税込み4950円)。“魔法の紙”にすみっコぐらしのキャラクターなどのイラストを色鉛筆で描き、キラキラしているホログラムシールを貼ります。付属のスケッパーでこすり合わせ、色鉛筆の粉の塗料をホログラムシールの粘着面に貼り合わせて準備完了。
ここで登場するのが、水を入れた洗濯機のような形をしたおもちゃです。この中に準備したシールを入れ、レバーをクルクルまわすと、“魔法の紙”が水に溶けていきます。15秒ほどまわして取り出すと、“魔法の紙”が完全に溶け、クリアシールが完成しました。
“なぜ洗濯機形なのか?”担当者に質問すると、「ふわふわ紙が溶けていく様が洗っているように見えたので、洗う=ランドリー。中が見えるようにして、洗っている経過が見える。小さい子って洗濯機の中をのぞいたりするので、そのイメージを思い出して“洗っているところを見るの楽しかったな”というところからランドリーにしました」と回答しました。
■記者が思わず「えっ!?」 “パン作り”モチーフの新感覚おもちゃ
また、10月に発売される新商品が、『ふわもちWow!パンビーナ』(税込み7678円)。“パンビーナ”というキャラクターを、まるでパン作りをするように完成させる過程が楽しめるおもちゃです。作り方はまず、付属の“パンビーナの素”2つをボウルに入れ、専用の計量カップに準備した水1杯を入れます。粉をヘラで混ぜていくとだんだん固まっていき、それを手でこねて、型に詰めていきます。型から抜いたら、専用のオーブンに入れてダイヤルを右にまわし、90秒間待ってオーブンを開けると、ぬいぐるみの形状になったキャラクターの“パンビーナ”が誕生しました。
どのような仕組みかは明かせませんが、手品のようにパンビーナの素が膨らみ、“パンビーナ”がオーブンから現れるビックリ感が味わえるこのおもちゃ。担当者は、「クッキングトイ要素、サプライズトイ要素、お世話遊び要素、3つの要素が楽しめる商品」と話し、「親子で“こういうふうにしてパンを作るんだよ”という形でコミュニケーションをとりながら、楽しくおしゃべりしながら焼いてみたら、“えっ、パンじゃなくて違うものが出てきた!”という楽しみ、ワクワク感がある。遊びの詰まった商品です」とアピールしました。