谷村新司さん死去 名曲『サライ』誕生秘話 『24時間テレビ 』内で制作…詞に込めた思い
谷村新司さん
シンガー・ソングライターで、3人組バンド・アリスのメンバー・谷村新司さんが8日に亡くなりました。74歳でした。谷村さんと加山雄三さんが生み出した名曲『サライ』の制作秘話を振り返ります。
楽曲『サライ』が誕生したのは、1992年8月29日・30日に放送された第15回の『24時間テレビ』。『愛の歌声は地球を救う』と題され、“24時間テレビの中で新しい愛の歌を誕生させ、日本全国のみなさんと一緒に歌う”ことを目的に、番組内で制作されました。
作詞を担当したのが、谷村さん。“心に残った言葉・フレーズをどんどんファクスしていただいて、僕が選ばせていただいて、なんとなく輪郭を作って詞にしていく”と番組放送中に呼びかけ、まとめあげる作業を務めました。
作曲を担当した加山さんと楽曲を作り上げ、タイトルは『サライ』と発表。谷村さんは「これはですね、ペルシャ語。砂漠を旅していて出てくる“オアシス”とか“宿”とか、ああいうのを『サライ』って言うんです」と説明しました。
さらに、「イメージとして“ふるさと”に見立てまして、大きくテーマを広げて物語詞にしてみようかなと。みんなそうなんですけど、目を閉じると見えてくる風景って必ずあるんですよね。それは原風景なんですけど、いくつになってもそこに帰りたいという気持ちはみんな持っている。それをテーマに、ふるさとを若い日に憧れに引きずられて出て、都会に出てきて、いろいろなことに傷ついて。でもいつも目を閉じると見えてくるのは、桜の花が乱れて散っている『サライ』の空であるっていう」と、詞に込めた思いを語っていました。
そして、番組の最後、出演者たちみんなで歌い上げた『サライ』。それ以来『24時間テレビ』を象徴する楽曲となり、今年放送された『24時間テレビ46』でも谷村さんの登場はかないませんでしたが披露されるなど、愛され続けています。
楽曲『サライ』が誕生したのは、1992年8月29日・30日に放送された第15回の『24時間テレビ』。『愛の歌声は地球を救う』と題され、“24時間テレビの中で新しい愛の歌を誕生させ、日本全国のみなさんと一緒に歌う”ことを目的に、番組内で制作されました。
作詞を担当したのが、谷村さん。“心に残った言葉・フレーズをどんどんファクスしていただいて、僕が選ばせていただいて、なんとなく輪郭を作って詞にしていく”と番組放送中に呼びかけ、まとめあげる作業を務めました。
作曲を担当した加山さんと楽曲を作り上げ、タイトルは『サライ』と発表。谷村さんは「これはですね、ペルシャ語。砂漠を旅していて出てくる“オアシス”とか“宿”とか、ああいうのを『サライ』って言うんです」と説明しました。
さらに、「イメージとして“ふるさと”に見立てまして、大きくテーマを広げて物語詞にしてみようかなと。みんなそうなんですけど、目を閉じると見えてくる風景って必ずあるんですよね。それは原風景なんですけど、いくつになってもそこに帰りたいという気持ちはみんな持っている。それをテーマに、ふるさとを若い日に憧れに引きずられて出て、都会に出てきて、いろいろなことに傷ついて。でもいつも目を閉じると見えてくるのは、桜の花が乱れて散っている『サライ』の空であるっていう」と、詞に込めた思いを語っていました。
そして、番組の最後、出演者たちみんなで歌い上げた『サライ』。それ以来『24時間テレビ』を象徴する楽曲となり、今年放送された『24時間テレビ46』でも谷村さんの登場はかないませんでしたが披露されるなど、愛され続けています。