peco「受け入れられなくても、認めてあげればそれでいい」 息子に伝えていきたい思い
■息子の優しさに感謝「あなたを守る気持ちは変わらない」
“新しい形の家族”になるため、夫婦関係を解消し、人生のパートナーとして歩むことを決めた2人。現在4歳になる息子に伝えた時のことを聞かれると、pecoさんは「もともと小さい時から、例えば“女の子はピンク”、“男の子はブルー”とか、なるべくそういう(決めつけるような)意識はないように大きくなってほしいというのがあったので、それもあってなのか、まだ全部をわかってないのもあると思うけど、わりと“そっか~”って感じで話を聞いてくれた」と優しい反応だったと明かしました。
一方、最初は申し訳ない気持ちがあったけど「息子の純粋で優しい部分に気付かされたり、ありがたいなと思う瞬間もいっぱいある」と感謝しているというryuchellさんは「息子には“プリンスとプリンセスではなくなってしまったけど、ずっと親としてあなたのことが大切で大好きなのは変わりないし、あなたを守る気持ちも変わらない。ずっと家族だよ“と伝えて。息子がわからなかったらまた伝えて、今後もっと大きくなった時に壁にぶつかったらまた向き合っていきたい」と胸の内を明かしました。
■息子の成長に喜び「“それぞれでいいよね”って感じが伝わってきた」
最近息子の行動でうれしかったことがあったというpecoさん。ryuchellさんのいわゆるガーリーでかわいらしいストラップを見た息子の友達が「これ何?」と尋ねると、息子が「それはパパのだよ。パパはかわいいのが好きなんだ。でも僕はかっこいいのが好きなんだけどね」と話したといいます。それを聞いたpecoさんはとてもうれしかったそうで「簡単に言うと“人は人、自分は自分”みたいな。“パパは男の子のはずなのにかわいいのが好きなんて変だよね”でもなく、“かわいいのが好きなのがいいよね”とかでもなく、“それぞれでいいよね”って感じがすごく伝わってきて、ここまで育ってくれたんだなっていうのがすごくうれしい」と息子の成長に喜びを語りました。
さらにpecoさんは「いま“自分らしさ”とか“ダイバーシティ”とか色々な言葉があるけど、それを全部受け入れることが素晴らしいことでもないし、わかり得ないこともいいよねって。“受け入れないといけない”んじゃなくて、“受け入れられなくても、認めてあげればそれでいい”っていう、その意識は自分も持っていたいし、息子にも伝えていきたい」と、子育てする上で大切にしたい思いを明かしました。