堀越勸玄「自分の努力とか信念が高まりますように」成田屋最年少で難役に挑む
■勸玄、成田屋最年少で『粂寺弾正』を演じる「懸命に勤めさせていただきます」
『十一月吉例顔見世大歌舞伎』では勸玄さんが、“市川新之助”としては初舞台となる『外郎売(ういろううり)』や、海老蔵さんが武蔵坊弁慶を演じる『勧進帳』。そして、『十二月大歌舞伎』では勸玄さんが主人公・粂寺弾正を演じる『毛抜』が上演されるということです。
成田屋の歴史で、『粂寺弾正』を最年少で演じる勸玄さんは、「延期されておりました襲名披露興行が執り行えることになりました。成田屋の歴史の中では最年少ではございますが、懸命に勤めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」と力強く意気込みを明かしました。
■落ち着きのある挨拶の一方で 「やっぱぼくは…」と子どもらしい一面も
2024年まで各地で続く襲名興行を前に“楽しみなこと”を聞かれた勸玄さんは「やっぱぼくは…」と口ずさみますが、横から海老蔵さんに「やはり」と指摘された勸玄さん。照れながら「やはりぼくは歌舞伎が好きなので(公演を)楽しみにしています」と答えました。
また七夕にちなみ、勸玄さんの“願い事”を聞かれると「(演目の)『毛抜』をできるようにすることと、いろんな人を元気にさせることと、自分の努力とか信念が高まりますように、って書きました」と公演の成功を願いました。
【演目詳細】
十一月吉例顔見世大歌舞伎
昼の部 『外郎売』・『勧進帳』
夜の部 『助六由縁江戸桜』
十二月大歌舞伎
昼の部 『押戻し』・『毛抜』
夜の部 『助六由縁江戸桜』