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桂由美さん “日本初”ずくめの人生、著名人から愛されたドレス…功績を振り返る

2024年4月30日 13:04
桂由美さん “日本初”ずくめの人生、著名人から愛されたドレス…功績を振り返る
亡くなったと発表された桂由美さん
ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんが、4月26日に94歳で亡くなったことが30日、発表されました。桂さんの功績を振り返ります。

桂さんは1964年(昭和39年)、日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動を開始。翌年の1965年(昭和40年)、日本初となるブライダル専門店をオープンし、日本初のブライダルショーを開催しました。

日本のブライダルファッション界の第一人者として、パリや ニューヨークなど世界各国30以上の都市でショーを行い、世界的にも評価された桂さん。1993年に外務大臣表彰、2019年には文化庁長官表彰を受賞しました。

2023年11月には、結婚式におけるウエディングドレスという分野を確立し、日本のシルクの美しさや魅力を世界中に広く周知し、絹文化の発展に貢献した功績が認められ、蚕糸功労者最高賞である「恩賜賞」を受賞しました。

■著名人たちからも愛されたドレス

桂さんがデザインしたドレスは、市川團十郎さん(当時は市川海老蔵さん)・小林麻央さん夫妻や、東貴博さん・安めぐみさん夫妻が披露宴で着用するなど、著名人からも愛されてきました。

今年2月には、桂さんの半生を描いたスペシャルドラマ『はれのひ シンデレラ』(高梨臨さん主演)が放送されていました。

桂さん本人の意向もあり葬儀は近親者のみで行い、追悼ショーは後日開催する予定だということです。