結婚しても“ももクロ” メンバーが語る思い「いろんな選択肢を自由に選べるってステキ」
■2010年のデビュー当時は“アイドル戦国時代”
15周年を迎えたことについて佐々木さんは「本当に15年の実感があんまりない。でも、アイドルで15年って長い方かなって思うので、それを迎えられたのはすごくうれしい」と笑顔を見せました。
メジャーデビューした当時は、様々なアイドルがしのぎを削っていた“アイドル戦国時代”。その中でも、ももいろクローバーZは戦隊ヒーロー風の個性的な衣装や、アクロバチックなパフォーマンスなど、独自の路線を突き進み人気を集めました。
玉井さんは当時を振り返り「あえてアイドル像から外れたことをやってきたというわけではなくて、本当に今の自分たちが楽しいと思うこととか、おもしろいと思うことだったりとか、アクロバットに関しては、できるメンバーがいたので、それをいかせるようにっていうことで振り付けに入れたことが、本当に周りの方から見たら、王道のアイドル像とは違うっていうふうにおもしろがってもらえたっていうのは、本当に自分たちにとってはすごく良かったなって思います」と語りました。
デビュー当時は全員が10代半ば。学校の部活動のような気持ちで楽しく活動していたといいます。ダンスの振り付けにも、その場のノリで“コマネチ”が採用されたことがあるといい、百田さんは「結構みんなで盛り上がって“じゃあこういうことしてみない?”とか、レッスン時間に遊びでふざけてたことがそのまま使われるっていう。後々自分たちでノリで決めちゃったのにって後悔することもあるくらい、結構みんなでそうやって楽しく作っている」と明かしました。
■独自のアイドル像を確立 2022年には高城れにさんが結婚を発表
独自のアイドル像を確立してきたももクロ。2022年11月には、高城さんが、プロ野球・日本ハムの宇佐見真吾選手と結婚することを発表しました。結婚してもアイドルを続けるという、異例とも言える決断に高城さんは「やっぱりタイミングもありますけど、一番はずっとグループをやっていく中で、私たちグループの目標として“長く続けるられるグループ”、結婚しても、子供が生まれても、ももクロっていうものは続けていきたいねっていうのをずっと言っていて、覚悟の上で私は決めました」と明かしました。
この決断にファン歴7年と10年の2人組は「僕は全然あり。むしろ幸せになっていただいて幸せになる姿を見せていただければうれしいかなって感じです。続けてくれたのが、またうれしい、最高!」と語り、ももクロがきっかけで交際を始めたというカップルは「大賛成です。彼女たちもずっとももクロでいたいっていうことを言ってくれていて、それが僕たちもすごくうれしくて、やっぱりその途中に結婚って言うのもあるとは僕たちも思っていたので。女性アイドルグループって、結構寿命が短いイメージがあるんですけど、40歳とかになっても続けてもらえるようなそんなアイドルになってほしいです」と笑顔を見せました。
これに対し高城さんは「アイドルが結婚ってマイナスのイメージももちろん多い中で、それが安心して実現させられている、結婚生活をしながらアイドルを続けられているっていうのは、こうやって一緒に支えてくれるメンバーがいるとか、「ずっと付いてくよ」って言ってくれるファンの方がいるから成り立っているんだなと改めて15周年を迎えるにあたって思います」と語りました。
■結婚しても“ももクロ” メンバーの思い
玉井さんは高城さんの結婚を「グループにとっても一つ大きな進歩」と話し、佐々木さんは「れにちゃんが結婚して、それでも応援してくれるよって言ってくださるファンの皆さんがいてくださるっていうのは、やっぱりれにちゃんがここまでがんばってきたとかパフォーマンスとかで自分たち、ももクロの活動がんばりたいんですっていう気持ちが伝わったから、たぶん今応援してくださっている皆さんは認めてくださっていると思う」と語りました。
15周年を迎え、進歩し続けるももクロ。今後について百田さんは「いろんな選択肢を、やっぱ自由に選べるってなんかステキなことじゃないですか。それがアイドルだからできないとか、いろんなイメージだったり、グループ事情だったりあると思うんですけど、でも私たちは私たちならではのグループらしさっていうことで、その時その時の一番いいものをみんなで選択しながら進んでいけたらいいなって思います」と明かしました。