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『刃牙』シリーズ作者「ほんの小競り合いだったのだろう・・・・・・」 解体工事現場にグラフィック掲示

2025年3月26日 12:25
『刃牙』シリーズ作者「ほんの小競り合いだったのだろう・・・・・・」 解体工事現場にグラフィック掲示
秋田書店の社屋解体工事の仮囲いに掲示されたグラフィック
秋田書店は24日から、本社屋の解体工事現場の仮囲いに、格闘漫画『刃牙』シリーズの“史上最強の親子喧嘩”をテーマにしたグラフィックを掲示。ユーモアある対応として、SNSでは「粋な演出」などと話題になっています。

『刃牙』シリーズは、1991年に週刊少年チャンピオンで連載開始。地上最強の生物・範馬勇次郎を父親に持つ、高校生・範馬刃牙が主人公の格闘漫画です。

■“史上最強の親子喧嘩”モチーフのグラフィック

今回のグラフィックは、刃牙が父・勇次郎に挑んだ“史上最強の親子喧嘩”の激闘をモチーフにした二人の姿が描かれ、「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました。」と、コメントが掲載されました。さらに「工事のため、近隣のみなさまには大変なご迷惑をおかけしております。」と、刃牙が謝罪するグラフィックも合わせて掲示されました。

■作者の板垣恵介さんがコメント「ビル1棟で済んだのは幸運」

こうした演出に関して、作者の板垣恵介さん(67)は「ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう・・・・・・」と、作者ならではの考察を交えてコメントしました。さらに、『グラップラー刃牙』連載開始時編集担当で常務取締役の沢考史さんは「新しいマンガ!  新しい世界!!  新しい時代!!!  創り出すエネルギーが、刃牙と勇次郎の『地上最大の親子喧嘩』には噴出しています。その勢いで、まずは弊社旧社屋を大解体・超粉砕! 秋田書店も新しい時代に生まれ変わります。近隣の皆様、誠に恐縮ですがしばしのご寛恕お願いいたします・・・拝!」と、“刃牙愛”を感じさせるコメントを寄せました。

今回の秋田書店の演出に、SNSでは「これは仕方ない」、「本社屋だけで済んでよかった!」など、刃牙と勇次郎の戦いなら仕方ないという意見や、「粋な演出」、「こういうユーモア大好き」など、絶賛する声も見られました。

今回グラフィックが掲示されたのは、東京都・千代田区にある秋田書店の本社屋工事現場で、ゴールデンウイーク明けまでは設置する予定だということです。また、屋外に掲示されているため自由に観覧することが可能だということですが、車道への立ち入りや長時間にわたる路上での滞留など、通行の妨げになる行為への注意や、撮影時の周囲の映り込みへの配慮など、安全に楽しんでもらえるよう呼びかけています。

最終更新日:2025年3月26日 12:25
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