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映画監督・佐藤嗣麻子 夫・山崎貴を“怒らせた過去” 米アカデミー賞快挙の原点明かす

2024年3月12日 22:10
映画監督・佐藤嗣麻子 夫・山崎貴を“怒らせた過去” 米アカデミー賞快挙の原点明かす
佐藤嗣麻子が語る夫・山崎貴の原点
映画監督の佐藤嗣麻子さんが11日、監督作『陰陽師0』のイベントに登場。この日に映画『ゴジラ-1.0』で米アカデミー賞・視覚効果賞を受賞した夫・山崎貴監督との秘話を明かしました。

佐藤監督は、山崎監督が受賞した心境について聞かれると、「(山崎監督は)めちゃくちゃ喜んでいるはずです。元々VFXの監督だったので、VFXのところ(部門)でとれたのがとてもよかったんじゃないかな。念願かなって(の受賞)だと思います」と語りました。

■夫より先に映画監督になった妻「私がどんどんNG出すから…」

同じ映画監督として仕事をする山崎さん、佐藤さん夫妻。「私は27歳で監督になって。山崎貴は同い年なんですけど(監督になったのが)30超えだったと思う」と、佐藤さんが先に映画監督として作品を手がけていたことを明かしました。そして、「『エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS』(1995年)というのを最初に作って、今回の白組(山崎貴監督が所属し、『ゴジラ-1.0』のVFXを手がけた会社)の人たちと作ったんですけど、山崎貴にVFX(の担当)をしてもらって。(米アカデミー賞授賞式で山崎監督と壇上に上がった)渋谷ちゃん(渋谷紀世子さん)も一緒で、3人で寝ずにMacintosh(マッキントッシュ)で作っていた作品。すごい時間がかかって大変で、ものすごく苦労したんですね、山崎貴は。私がどんどんNG出すから怒っちゃって、“俺はいつか監督になってやる!”って(笑)。で、今監督になりました。だからよかったなって」と、山崎監督の映画監督としての原点を明かしました。

佐藤監督の最新作『陰陽師0』(4月19日公開)は、夢枕獏さんの小説『陰陽師』を原作にした映画。平安時代に実在した“最強の呪術師”・安倍晴明(あべのせいめい)の活躍が描かれています。この作品には、白組を中心とした数多くのVFXクリエイターたちが平安時代の再現などで参加しています。佐藤監督は「今回はアカデミー賞をとった後、初めて発表される白組の作品。注目していただきたい」と、監督作をアピールしました。