俳優の中村雅俊さん（73）が17日、映画『サンセット・サンライズ』の初日舞台挨拶に登場。今回の作品で共演し、過去に自身の付き人をしていた小日向文世さん（70）との懐かしいエピソードを明かしました。

宮城県出身の中村さんは、南三陸で撮影が行われた作品について「もうデビューして51年たつんですけど、初めて宮城弁をしゃべらせてもらったっていう。“絶対ネイティブでしゃべってやるぞ”と思ったんですけど、その夢かなわず」と方言に苦戦したと振り返りました。

また、作品に特別な思いがあったという中村さんは「元、俺のお付きだった小日向が出ていたっていうのも」とコメント。過去に中村さんの付き人をしていた小日向さんとの共演に感激。

すると、舞台上で聞いていた菅田将暉さん（31）は中村さんに「なんか小日向さん、ツナギか何かを借りパクされたって言ってましたよ」と報告。菅田さんの話に中村さんは「それね、もう40何年前の話でね、ヘタすれば50年前」と明かすと、「でかいツナギを着てて、あいつ（小日向）が。すごくいいんですよ。だから“小日向ちょっとそれ貸してよ”って俺がそれ着て何かの番組に出たんだよね。そのまま返さずに」と当時の小日向さんとのやりとりを語ると、会場は笑いに包まれました。

続けて、中村さんは「もう何十年もたったある日、（小日向さんが）“雅俊さん、あれどうしました？”って言うから、どこ行ったか知らねーよって言ったら、“ひどい～”とかって甲高い声で言ってました」と話し、笑顔を見せました。

さらに、付き人をしていた当時の小日向さんについて「だいたいあいつ、お付きなのに2人で写真撮ると必ず俺の腕を（組んできて）持ってるんですよ。おかしいでしょう。お付きなのに」と仲のよさが伝わるエピソードを明かしました。