歌手で俳優の佐川満男さんが、胆のう炎のため、12日に亡くなっていたことが分かりました。84歳でした。

公式プロフィルによると佐川さんは1960年、『二人の並木径』でビクターレコードから佐川ミツオとして歌手デビュー。デビュー2年目の1961年には、『背広姿の渡り鳥』で『第12回NHK紅白歌合戦」に初出場。翌年にも『太陽に向かって』で連続出場を成し遂げました。

その後、1968年に発売した『今は幸せかい』が大ヒットを記録。『第20回NHK紅白歌合戦』に7年ぶりの出演を果たしました。また、歌手活動だけにとどまらず、画家としても才能を発揮させ、個展を開催。さらに役者として、朝の連続テレビ小説『京、ふたり』、『べっぴんさん』、『わろてんか』、『おちょやん』、『カムカムエヴリバディ』などに出演。他にも『水戸黄門』、『科捜研の女』など数々の有名作品で活躍してきました。

現在公開中の映画『あまろっく』にも出演していた佐川さん。所属事務所によると、佐川さんは映画『あまろっく』の撮影中にも体調不良を訴えており、今年3月から入院。容体が急変し、12日に亡くなったということです。