『たまごっち』 夏休みを前にイベント開催やコラボを続々発表 担当者に聞いた、再ブームの理由
1996年に発売され、女子高生を中心に大ブームを巻き起こした『たまごっち』。2004年に赤外線通信機能を搭載した『かえってきた!たまごっちプラス』として復活後、新しい遊びや機能を追加したシリーズが世界で展開され、全世界累計販売数9400万個(2024年3月末時点)を販売しています(株式会社バンダイ発表)。
■夏休みに楽しめる、たまごっち×リアル謎解き
7月4日に発表されたのは、ショッピングセンター『ルミネ立川』とコラボした体験型ゲームイベント『ナゾトキで発見!!たまごっちのわくわくサマーばけーしょん ‐タチカワシティでみんな迷子になっちゃった!?‐』(8月1日~9月1日)。館内を歩き回って楽しむリアル謎解きをはじめ、『まめっち』とのグリーティングや、キャラクターがデザインされたスイーツの販売、オリジナルステッカーがもらえるキャンペーンなどが行われます。
■限定『やんぐまめっち』と出会える 全国6都市を巡る『たまごっちのおみせ』
POP UPストア『みんなしゅ~ご~!たまごっちのおみせ』が7月25日、東京・渋谷の『Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)』にオープン。『Tamagotchi Uni』の新機能『たまともサーチ』で、POP UPストア限定たまごっち『やんぐまめっち』と出会うことができるほか、限定アイテムの販売も。このストアは8月以降、大阪・福岡・広島・愛知・宮城と順次開催されます。
■歴代たまごっち本体をデザイン
7月2日に発売されたのが、『チロルチョコ <たまごっち エッグタルト>』。パッケージは、初代『たまごっち』、『てんしっちのたまごっち』、『祝ケータイかいツー!たまごっちプラス』、『Tamagotchi Uni』など歴代のゲーム本体やキャラクターが描かれた、レトロなデザインとなっています。チョコレートは『たまご風味』。さらに、たまご風味クリームとタルト風味チョコで、エッグタルトを再現しているということです。
■たまごっち本体型の本格コスメ
7月下旬から全国で発売されるのが、まるで『たまごっち』のような本格コスメ『たまごっち リップ&チーク』。初代『たまごっち』、『祝ケータイかいツー!たまごっちプラス』の本体型ミニチュア容器に入っており、当時をイメージした懐かしいデザインになっています。
■広報担当が分析、再ブームの理由
コラボ企画や関連商品が続々と展開される『たまごっち』。現在、どのような世代の方から支持をされているのか、『たまごっち』を販売する株式会社バンダイの担当者に聞いてみると「小学生のお子様から、Y2Kファッションを楽しむ10代、子どもの頃にたまごっちで遊んでいた20~30代、インバウンドのお客様など、幅広いお客様に楽しんでいただいております」と明かしました。
ブーム再来の理由については、「当時初代たまごっちを購入していた世代が親になって売り場で『Original Tamagotchi』を見て懐かしい気持ちでご購入いただき、さらに子どもには最新の『Tamagotchi Uni』を購入する流れができており、親子2世代でたまごっちが受け入れられていることが理由のひとつと思っています。また、2000年代発売のたまごっちで遊んでいた層が20~30代になり、たまごっちを懐かしい!と思っていただけていることと、レトロブームがマッチしていることも理由のひとつと思っています」と分析しているといいます。
今後の『たまごっち』については「玩具・キャラクターにとどまらず、世界中の人々に生き物として愛される存在まで成長させることを目指しています」と展望を語りました。