北九州市ですべてのシーンを撮影し話題となった「Dear Kitakyushu」というタイの映画があります。主演俳優たちが、映画の関連動画制作のため北九州に帰ってきました。映画のファンも現場に駆けつけ、声援を送りました。

■ファン
「目線くださーい。」
「やばい、かわいい。」

25日、北九州市の若戸大橋近くをバックに多くの人が撮影していたのは、俳優の植村颯太さんとタイ人俳優のマークシワットさんです。

2人は去年、オール北九州で撮影されたタイの短編映画「Dear Kitakyushu」に出演しました。作品は男性同士の恋愛をテーマにしたボーイズラブ＝BL映画です。

映画は去年の北九州国際映画祭で上映され、国内外のBL映画ファンの間で話題となりました。今回、北九州市は映画のロケ地や市の名物を紹介するPR動画制作のため、主演の2人を招きました。

■2人
「北九州大好き。」

若戸大橋のたもとは、2人が出会う重要なシーンを撮影した場所です。

■植村さん
「ここでの撮影が一番印象的かもしれませんね。北九州で。」

名場面の撮影場所に帰ってくる「推し」の姿を一目見ようと、全国からおよそ50人のファンが駆けつけました。

■ファン
「大ファンです。ありがとうございます。生きていけます。」
「私はマークのファンで、かわいい雰囲気もりもり出ていました。」

そして、26日の小倉城では2人のために「ド派手」で知られる貸衣装店「みやび」の衣装が用意されていました。

■植村さん
「何これ。見てください。やばくないですか、かっこよくないですか。」

2人は去年、ニューヨークのファッションショーで披露された衣装を着てさっそうと歩きます。

■植村さん
「おいしかった記憶とか、小倉城だったり、いろんなスポットだったり、いい記憶がよみがえってきて戻ってきたという気持ち。」

■マークシワットさん
「戻ってきて、北九州は歓迎もすごくて景色もキレイで感動しました。」

■名古屋からのファン
「最高でした。みやびすぎました。」
■2日連続観覧・京都からのファン
「推し活で聖地巡礼がひとセットになっているので。（北九州市を）深掘りして行けるので、いい試みです。」

北九州市の魅力を2人がたっぷり紹介する動画は、3月にYouTubeで公開予定です。