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アニメファンの聖地や映画ロケ地にもなった「復興のシンボル」仮設商店街最後の日

2023年11月30日 20:30
アニメファンの聖地や映画ロケ地にもなった「復興のシンボル」仮設商店街最後の日

3年前の熊本豪雨で被害を受けた人吉市内の商店などが入る仮設商店街が11月30日に閉鎖の日を迎えました。
役目を終えることになった復興のシンボルの最後の日を取材しました。

閉鎖の日を迎えた人吉市の仮設商店街「モゾカタウン」。

■バナナの森ピコット・山田久美子さん(2年10か月入居)
「もう3年になるんだね。なんかすごく慌ただしかったよねとか言いながら来ました。でも本当に充実していました。楽しかったです」

熊本豪雨の約半年後に完成し、家賃無料のテナントに飲食店など最大25店舗が入居。被災後の人吉を盛り上げました。
またタレントの内村光良さんが監督を務めた映画「夏空ダンス」のロケ地にもなりました。

■辛麺屋ひとよし・椎屋初子さん(2年9か月入居)
「みんなエキストラで出て踊ってちょっとは出演しました。よかったですよ。すごく新しいお客さんとかも増えて観光客の方も見えてお客さんが増えました」

ラーメン店を営む椎屋さんは来年、市内の別の場所に移転する予定です。
そして中には、全国から多くのアニメファンが訪れていたというカフェも。

■カフェ亜麻色・田中治子さん(1年1か月入居・アニメ「レヱル・ロマネスク」の"聖地"にも)
「夏目友人帳のファンの方たちがとてもたくさんおいでいただきまして、遠くからわざわざおいでいただくファンの方もいらっしゃるので本当感謝です」

豪雨から約3年5か月。再建を目指す中での出会いや絆を胸に、今後はそれぞれの場所で復興への歩みを進めます。

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