学生のアイデア取り込んだデザイナーの着物展 湯前町では県境超えた歌声の交流会
熊本市中央区花畑町のソージョー・ギャラリー。展示されているのは、伝統的な技法を守りながらモダンな色や柄に挑戦する着物デザイナー、森尻春司さんがデザインした着物や反物です。若い世代にも着物の魅力を知ってもらおうと熊本市の呉服店、小糸伸輔の店が企画しました。
森尻春司さんがデザインした反物です。イギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のデザインからインスピレーションを得たということです。また会場の展示装飾には、崇城大学芸術学部の学生のアイデアを取り入れています。展示会は10月20日まで開かれています。
一方、湯前町の湯前中学校で行われたのは、宮崎県の西米良中学校の全校生徒25人を招いた合唱での交流会。県境を挟んで隣り合う熊本の湯前町と宮崎の西米良村の2つの学校の交流は約70年前からスポーツなどを通じて交流を続けています。新型コロナで中断した時期もありましたが去年、合唱を再開しました。この日は、合唱での交流のほかにもお互いの学校や地域の紹介も行ったということです。