「復旧技術」学ぶ人材育成 地震で石垣が被災した熊本城に石工ら集まる
熊本城石垣の復旧作業
熊本地震からの復旧が進む熊本城で、石垣の修復技術を学ぶ研修が行われました。
■洲﨑湧貴記者
「現在石垣の解体研修が行われています。熊本城城壁の大きな石が一つひとつ運び出されています」
石垣の周りに集まるのは石工や、石工を志す14人。熊本城の復旧に向けた人材育成の一環で行われました。使うのは熊本地震で城が被災後、保管されている石。城壁修復が専門の技能士が講師となり、参加者は城壁に見立てて積まれた石を一つずつ丁寧にクレーン車で運んでいました。
■参加者
「石の解体作業を学ばせていただきました。(熊本城は)熊本のひとつのシンボルだと思うのでなるべく早く復旧させて、元の熊本城に戻ってもらいたい」
■熊本城総合事務所復旧整備課 岩佐康弘課長
「熊本城の修復、まだまだ28年かかりますので1人の代で終わるかというとやはり技術をつないでいく必要があります。しっかりと技術をつないでいくそういう環境づくりをですね熊本市の方でもサポートしていきたい」
熊本城の復旧は2052年度に完了する予定です。
最終更新日:2025年2月7日 19:49