ユネスコの無形文化遺産に登録されている魚津市の「たてもん祭り」が、2日夜から始まりました。今年は、指揮を執る役割を初めて女性が務める町もあります。

2日夜、魚津市の諏訪神社では、高さおよそ16メートル、重さ5トンにもなるたてもんを、7つの町の氏子やボランティアが威勢の良い掛け声とともに引き回しました。

伝統文化の継承を目的に、鐘を鳴らして指揮を執る役割を初めて女性が務める町もありました。

港町のたてもんを初めて指揮した浜岡愛子さんは「これがきっかけで何か新しい風が吹くのであれば光栄だと思い、お受けしました」と話しました。

また、魚津たてもん保存会の住和克博会長は「少子高齢化で、女性の力がないと祭りは成り立たないと思います。いままで何百年も続いた祭りですので、ずっと継承できるといい」と話していました。

たてもん祭りは、3日夜も行われます。