長崎の魅力を深堀り!新感覚のガイドブック「すごい長崎」歴史ひも解きながらまち歩きを楽しむ本《長崎》
歴史をひも解きながら、まち歩きを楽しめる「読むガイドブック」。
知っているはずの場所を、新たな感覚で再発見できるかもしれません。
長崎の魅力を深堀りします。
1月31日から県内の書店に並んでいるのは、長崎市在住のライター 下妻みどりさんが手掛けた「すごい長崎」。
歴史をひも解きながらまち歩きを楽しめる、新感覚の「読むガイドブック」です。
(下妻みどりさん)
「長崎に暮らして子どもも育てて、いろんな実感を伴いながら ″長崎の歴史” を考えてきた。読んだ後に「長崎すごい」ではなくて、『はーぁ、長崎ってこんなにすごかったんだ』みたいな、そういう実感を持っていただけるような内容になっている」
これまで自らの著書や雑誌への寄稿で、今の長崎を発信してきた下妻さん。
(下妻みどりさん)
「ある時、長崎の今あるものの “元” はどうなってるんだろうと、歴史的なことに興味がわいた。
昔と今をつないで歩いてみると、今の生活がちょっと深くなる」
“長崎” というまちの誕生からキリシタンや出島、原爆など、6つのテーマをイラストや写真を使いながら、わかりやすく紹介。
6つの章に分けて、それぞれの歴史を深掘りしています。
例えば、長崎市中心部の町名の由来に関しては…
(下妻みどりさん)
「長崎の歴史がそのまま、今の町の名前に反映されている、篭を作っていた篭町とか、灰石を扱っていた本灰石町とか。
それがそのまま生きて「くんち」が行なわれているのは、本当にすごいことだと思う」
禁教期や原爆など、悲しい歴史も経験してきた長崎。
最後の章ではタイトルを「傷を恵に変える長崎」として、未来へつなげたい思いも込められています。
(下妻みどりさん)
「つらいことがあったからこそ、何か世界に向けて働きかけていくことができる部分もあると思う。
ノーベル平和賞の受賞などはそうだと思うし、いろんなことがあった長崎の歴史を知ることで、これからの未来につなげていけることがたくさんあるんじゃないか」
巻末には、各章ごとに長崎を深掘りした「まち歩きのモデルコース」も紹介されていて、地元の人やリピーターにも楽しめる “新感覚のガイドブック” となっています。
(下妻みどりさん)
「実際にそこに行くと感じられるものがある。ぜひ、本を読んだ後にでも、長崎のまちを実際に歩いてほしい」
長崎市のメトロ書店では、『すごい長崎』の発売を記念した下妻さんのトーク&サイン会が、8日に開かれるということです。