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真庭市蒜山地方の伝統工芸品「がま細工」作り 最盛期 

2025年1月22日 19:05
真庭市蒜山地方の伝統工芸品「がま細工」作り 最盛期 

 600年以上の歴史を誇る岡山県真庭市の蒜山地方の伝統工芸品「がま細工」の製作が、最盛期を迎えています。

 雪深い蒜山地方で、冬の間の手仕事として受け継がれてきた、がま細工作り。600年以上前の南北朝時代からの歴史があり、岡山県の郷土伝統的工芸品にも指定されています。

 昔ながらの技法を受け継ぐのは、蒜山蒲細工生産振興会の女性達。材料は地元で育った「ヒメガマ」と「シナノキ」の樹皮を、より合わせた紐。これを専用の木製道具で丁寧に編み込んでいきます。丈夫で軽く、防水性に優れていて、手提げかごや筒状のケース、鍋敷きなどに仕上げます。

 繊細な手仕事で伝統をつなぐ蒜山地方のがま細工作りは4月まで続き、地元の道の駅や観光施設に並ぶ他、県外にも出荷されます。

最終更新日:2025年1月22日 19:05
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