香川漆芸「色漆」の世界 香川県文化会館
香川漆芸の特徴でもある、鮮やかな「色漆」に注目した作品展が、高松市の香川県文化会館で開かれています。
鮮やかな漆で彩られた作品の数々。香川県漆芸研究所の卒業生が制作した修了作品です。香川漆芸は色漆をふんだんに使うのが特徴で、会場には24点の作品が4つの色ごとに並んでいます。
漆の色は伝統的な黒や朱色に加え、黄色や緑、ベンガラ色が基本でしたが、昭和に入って新たに「白」が登場。金属を含むため、細工に手間がかかるとされていて、白い漆を130回塗り重ねた板で形を作り模様を彫った作品も。
香川漆芸の新世代が魂を込めた鮮やかな世界を楽しめる作品展は、19日まで開かれています。
最終更新日:2025年1月7日 18:45