アメリカ・ロサンゼルスの大規模な山火事は発災から6日目となりましたが、延焼が続いていて、これまでに24人が死亡するなど被害が拡大しています。現地から中継です。

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ロサンゼルス北東の山のふもとの街です。住宅の前にとまった車をみてみると、タイヤも溶けてなくなっているのがわかります。多くの住宅だけでなく、学校など、この地域だけで既に7000以上の建物が焼失するなどしています。ただ、火はいまだ衰えることはなく、延焼を続けています。

ロサンゼルス近郊のパシフィックパリセーズで7日に発生し、各地に燃え広がった山火事は、12日時点で160平方キロメートルあまりに達しています。現地当局は12日、死者は新たに8人増え、24人になったと発表しました。いまだ連絡のついていない安否不明者もいて、捜索活動が続いています。

こうした中、被災地の近くでは支援活動が広がっています。この近くのアーケーディアでは多くのボランティアが参加し、地域の人が持ち寄った衣服や寝具などが被災者に配られました。

自宅を失った人「48年住んでいて、子供たちもそこで育ちました。一瞬ですべてが焼けてしまった。特に思い出や写真はもう取り戻せない」

これまでに焼失するなどした建物は1万2300棟以上とみられています。経済的損失は1500億ドル、日本円で23兆6000億円にのぼるとの試算も出ていて、アメリカメディアは過去最大の被害額の山火事だと報じています。

現地では15日まで強風が続く見通しで、懸命の消火活動が続けられています。