帰省している人が多いお盆の時期にあわせて、岡山県の西粟倉村では15日、「真夏の成人式」が行われました。

　友人たちとの再会を喜ぶ若者達、涼やかな浴衣姿の女性も。岡山県北部の西粟倉村では、就職や進学で故郷を離れた若者たちが帰省するお盆に「二十歳のつどい」を毎年、行っています。

　今年は対象者16人の内11人が出席し、代表の今西樂さんが、これまでの感謝とこれからの決意を述べました。かつては多くの自治体がお盆に行っていた成人式ですが、今、県内で実施しているのは西粟倉村だけだということです。

（参加者は）「やっぱり東京とかにいると木に触れる事が少ないので、そういう点では（村での生活は）良い経験だったと思います。」「地元には帰ってこようと思っているんですけど、まだ何をするかは未定です。」

　久しぶりに吸う故郷の空気と懐かしい面々との再会を楽しんだ新成人達。大人としての自覚を胸に刻み、将来の夢と目標に向かって新たな一歩を踏み出しました。