鉄道王が贈った「根津ピアノ」駅でストリートピアノに 100年前の音色響かせる 山梨
山梨市出身の実業家・根津嘉一郎が県内の小学校に贈った「根津ピアノ」がストリートピアノとしてJR上野原駅に設置され、来年1月まで誰でも演奏を楽しむことができます。
根津ピアノが設置されたのは、JR上野原駅南口のエレベーター棟2階です。
根津ピアノとは「鉄道王」と呼ばれた山梨市出身の実業家・根津嘉一郎が昭和初期に県内各地の小学校に贈った約200台のピアノです。上野原市内では2台の現存が確認されていて、そのうち巌地区の旧沢松小学校に眠っていた根津ピアノの展示を11月1日から始めました。
午前9時から午後5時まで誰でも弾くことができ、調律を経てよみがえった美しい音色を駅構内に響かせることができます。
上野原市教育委員会 加藤祐さん
「市民のみなさんに歴史あるものに触れてもらう機会を設けようと思い企画した。寄贈されたのは昭和初期というだいぶ前の歴史あるものなので、昔からあるピアノの音色を楽しんでもらいたい」
JR上野原駅の根津ピアノは来年1月末まで設置されています。