「ヘビにも見えるけど…」風変わりな“狛犬”が話題 なでると御利益も 山梨・大月市
大月市の神社に一風変わった姿の狛犬があります。一見すると今年の干支・ヘビにも見え、なでるとうれしい御利益もあるといいます。取材しました。
JR初狩駅からほど近い、大月市初狩町の「八幡神社」です。約3000坪の境内には御祭神の「誉田別命」をまつった本殿や拝殿が並んでいます。
この神社でひそかな話題を呼んでいるのが、こちらの狛犬です。
参拝に訪れた人は
「顔だけ見るとヘビが横向きで口を開けているようにも見えるんですけど。狛犬だから犬なのか、犬って言っても犬ではないのか謎ですけど」
宮司に話をうかがうと…
八幡神社 藤本厳 宮司
「インターネットに載っているのでそれを見てお参りにくる」
神社によりますと、江戸時代の火災で古文書などが焼失したため、由来など詳しい記録は残っていません。ただ、この狛犬は「ぽっくり八幡」とも呼ばれ、参拝して頭をなでると病気にならず長寿が全うできると伝えられています。
来年、米寿を迎えるという藤本宮司も毎日、狛犬の頭をなでているといいます。
八幡神社 藤本厳 宮司
「朝は『きょうもお願いします』。夕方は『ありがとうございました』と毎日、お参りをしている。実際に私が今87歳まで(健康で)生きているのだから、それが御利益」
どうしてこの姿でつくられたのかは謎ですが、これからも地域を見守り続けます。