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ドレスや双眼鏡の“レンタル”増加 “コロナ前の日常”戻り始め…

2022年5月31日 19:55
ドレスや双眼鏡の“レンタル”増加 “コロナ前の日常”戻り始め…

新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向になり、レンタル業界に異変がおきています。リモートワークやおうち時間で使うモノのレンタルが減る一方、ドレスや双眼鏡などのレンタルが増加しています。

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イオンリテールが手がけるレンタル衣装専門店「ルルティ」には、ドレスやスーツ、その数250種類がずらっと並んでいました。

イオンリテール ルルティ 入領友美さん
「(コロナ禍で)イベントが後ろ倒しになってしまったことで、今年度、多くの方が結婚式を挙げられております。そういったなかで、参列される方のご来店が多くなっている」

新型コロナの感染者が減少傾向になるにつれ、結婚式などに招待される機会が増加し、衣装をレンタルする人が急増しているというのです。

ルルティでは、2021年度のレンタル売り上げは2020年度と比べて3倍になりました。2022年5月だけで見ても、2021年5月の2倍に伸びているといいます。

31日、衣装を見に来た人に聞きました。

謝恩会の衣装を下見にきた人
「まだ先のことなんですけど、謝恩会に出ることがあるので」

娘の衣装を下見にきた人
「娘の結婚式(の出席)が続くので、コロナが明けてから(結婚式が)立て続けに4つくらいあるから」

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徐々に取り戻しつつある“コロナ前の日常”。レンタルされるアイテムも変化しています。

家電・カメラのレンタルを行っている会社で、レンタルが増えたもの、減ったものを聞きました。

レンティオ 三輪謙二朗社長
「こちらが、パソコンのモニターの在庫になります。リモートワークが始まって、モニターのレンタル需要が一気に増えたんですけど、今はどんどん(返却で)戻ってきている状態ですね」

レンタルが減ったのは、液晶モニターです。感染拡大中、リモートワークで一気に注文が入りましたが、徐々に出社する人が増え、需要は尻つぼみになったということです。

一方、今、特に注文が増えているアイテムは、双眼鏡です。

三輪謙二朗社長
「こちらが双眼鏡のコーナーになりまして、コロナ前の水準以上まで戻ってきた」

2020年5月は30件にも満たなかった注文が、2022年5月は1500件にのぼっていました。

双眼鏡の一番人気は、手ブレを軽減する防振タイプです。防振機能をオンにすると、画面の揺れが抑えられます。

旅行が本格化する今後は、一眼レフカメラの需要も伸びることが予想されているということです。

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主にイベント向けのアイテムを取りそろえる会社では、テントの需要が伸びていました。

イベント21千葉支店 マネージャー 福嶋広貴さん
「やっぱり、テントは屋外でのイベントとかの規制がゆるくなったので」

コロナ禍で一度は落ち込んだものの、運動会やお祭りなど様々なイベントが開催されるようになり、問い合わせは再び増加傾向になったということです。

一方、需要が減っているのは、トークイベントなどで使用される飛まつ防止のアクリルパネルです。

福嶋広貴さん
「アクリルパネル。これに関しては、コロナ禍での商品になるんですけど」

2年以上にわたるコロナ禍で、もはや必需品となった今、新規の問い合わせは徐々に減っているそうです。